デリケートゾーンの黒ずみをキレイに! 原因と対策を女医が解説

「デリケートゾーンの黒ずみが気になるけれど、人と比べることもできないし……」
「デリケートゾーンの悩みは誰かに相談するのも気が引ける……」

そんな悩みを持っていても、「正しいデリケートゾーンケアについてはよく知らない」という女性はたくさんいるかもしれません。
その結果、人知れずデリケートゾーンの黒ずみに悩む女性が多くなってしまうのです。
そこで今回は、デリケートゾーンの黒ずみの原因と、黒ずみを根本的に改善する方法について、あんしん漢方医師・木村眞樹子先生に教えてもらいました。

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デリケートゾーンの黒ずみ、その原因は……

デリケートゾーンの黒ずみ、その原因は……

気になりだすと頭から離れなくなってしまうのが、デリケートゾーンの黒ずみについてのお悩み。
デリケートゾーンの黒ずみの原因は、色素沈着です。

日本人は欧米人と比べるとメラニン色素が多く、黒ずみの原因である色素沈着になりやすい体質です。また肌が乾燥していると、もともと肌に備わっているバリア機能が低下してしまい、ちょっとした擦(す)れなどの皮膚刺激でも色素沈着が起こりやすくなってしまいます。

さらに、次のようなこともデリケートゾーンの黒ずみの原因になるので注意しましょう。

 

下着や生理用品の摩擦

デリケートゾーンの皮膚は非常に薄いため、締め付けのきつい下着や洋服で圧迫すると、皮膚刺激でメラニン色素が活性化してしまいます。すると、皮膚に色素沈着が起こりやすくなってしまうのです。

また、生理のときに肌に合っていないナプキンを使うと、デリケートゾーンに擦れやかぶれなどの刺激が起こります。その結果メラニン色素が生成されて、色素沈着を起こす原因になるのです。

 

自己流のムダ毛処理

カミソリや毛抜きを使ったムダ毛処理は、肌へのダメージも大きくなりがちです。とくに、セルフでカミソリを使ったムダ毛処理をしている場合、皮膚の表面を削っている可能性があり、皮膚刺激でメラニン色素が生成されてしまいます。

 

洗いすぎ

ニオイが気になってデリケートゾーンをゴシゴシ洗っている人もいるようですが、デリケートゾーンを洗いすぎると皮膚刺激となり、メラニン細胞を活性化してしまうことに……。
さらに、デリケートゾーンを洗いすぎることで、皮膚にもともと備わるバリア機能まで壊してしまい、乾燥の原因になってしまう可能性もあります。
デリケートゾーンの乾燥も黒ずみの原因になってしまいますので、洗いすぎには注意しましょう。

 

ストレスや加齢によるホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスの乱れも、デリケートゾーンの黒ずみと無関係ではありません。ストレスや加齢によってホルモンバランスの乱れが生じると、からだにもさまざまな症状や変化が現れるようになります。
ホルモンバランスの乱れは、からだの粘膜部分の乾燥を引き起こすことがあり、デリケートゾーンの乾燥に繋がることも。皮膚の乾燥は黒ずみの原因になる可能性があるため、正しいケアが必要になります。

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知っておきたいデリケートゾーンのケア方法

知っておきたいデリケートゾーンのケア方法

「できてしまったデリケートゾーンの黒ずみを解消したい!」
「これ以上黒ずみを増やしたくない!」

そのためには、毎日のデリケートゾーンケアがとても大切です。
そこで、女性ならきちんと知っておきたいデリケートゾーンのケア方法についてご紹介します。

 

デリケートゾーン専用ソープで洗う

顔やからだを洗うソープでデリケートゾーンを洗うと、刺激が強すぎる場合があります。近頃はデリケートゾーン専用の弱酸性のソープもたくさん販売されており、そうした製品を利用すれば、デリケートゾーンをいたわりながら洗うことができるでしょう。

デリケートゾーンは、前から後ろへ、陰毛から肛門の方へと洗っていきます。デリケートゾーン専用ソープを十分にあわ立てて、優しく洗うように意識しましょう。

 

しっかり保湿する

デリケートゾーンを洗った後は、しっかり保湿することも大切です。デリケートゾーン専用のソープとともに、専用の保湿化粧水も販売されていますので、利用してみるのもいいでしょう。

デリケートゾーンの乾燥は、黒ずみの原因になってしまいますので、お顔やからだのお手入れと同じように丁寧に保湿する習慣をつけましょう。

 

自分の肌に合う下着をつける

下着を選ぶときに、デザイン性ばかりを重視していないでしょうか。下着は直接身につける衣類ですので、サイズや素材が自分に合っているかどうかを確かめましょう。
オーガニックコットンのショーツは肌にも優しい素材ですので、デリケートゾーンのケアをしたい人にもおすすめです。

 

からだを温めホルモンバランスをととのえる

そけい部周辺の血液循環を良好にすることを心がけることで、デリケートゾーンの黒ずみ解消が目指せます。血の巡りがよくなれば、肌のターンオーバーも正常に働きやすくなり、デリケートゾーンの黒ずみも解消していくでしょう。

また、からだを温めることのほか、規則正しい生活を心がけてホルモンバランスをととのえることも、デリケートゾーンの黒ずみなどの肌のトラブル解消には有効です。
毎日ゆっくりお風呂に浸かるなど、日頃から生活をととのえ、からだを温めることを意識してみてください。

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デリケートゾーンの黒ずみにおすすめの漢方薬

デリケートゾーンの黒ずみにおすすめの漢方薬

皮膚科や美容外科では、デリケートゾーンの黒ずみを改善するためのレーザー照射などが提供されていますが、「デリケートゾーンの黒ずみのことで皮膚科や美容外科に行くのは抵抗がある」と思う人も多いですよね。
そんな方には漢方薬がおすすめです。

漢方薬は、一般的に西洋薬よりも副作用が少ないとされていますし、漢方薬で根本的に色素沈着しやすい体質の改善に働きかければデリケートゾーンの黒ずみ解消を目指せます。

漢方薬はしみ、しわなどの肌トラブルへの効果が認められており、病院での治療にも活用されています。
自然の生薬を組み合わせているため、一般的には西洋薬よりも副作用が少ないといわれており、体質に合っていれば高い効果を得られます。

漢方薬が得意なのは、もともとからだに備わっている「内なる治癒力」を高めること。体質を変え、根本的に改善をすることにより、いまよりも健康な状態を目指せるのです。毎日続けて服用すれば、「長年悩み続けてきたデリケートゾーンの黒ずみがいつの間にか消えていた!」 という日もやってくるでしょう。

また、「健康的な食事や運動を毎日続けるのは大変……」という方でも、漢方薬による体質改善なら、自分の症状や体質に合うものを毎日飲み続けるだけなので、気軽に継続できます。

お悩みの症状改善のため、生活に漢方医学を取り入れてみてはいかがでしょうか。

下着などの摩擦でデリケートゾーンの黒ずみが目立つようになった人は、デリケートゾーンを乾燥させないことや、ホルモンバランスをととのえながら血流をよくするための生薬が配合されている漢方薬もおすすめです。

デリケートゾーンの黒ずみにおすすめの漢方薬

<デリケートゾーンの黒ずみにおすすめの漢方薬>

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

:体力が中等度以下で、皮膚の乾燥に悩む方
体内に滞った血流の流れを改善することでホルモンバランスをととのえ、しみ・皮膚炎を改善します。

当帰飲子(とうきいんし)

:あまり体力がなく冷え性の方
気や血を補い、皮膚の乾燥を改善します。

 

ただし、効果が認められている漢方薬でも、その人に合っているか否かが重要なポイントです。合わないものを服用すると、効果が見込めないだけでなく、副作用が起こることもあります。服用前に、漢方に詳しい医師や薬剤師等に相談するようにしましょう。

最近では、AIを活用して症状と体質に合った漢方薬をプロに選んでもらえる「あんしん漢方(オンラインAI漢方)」というサービスも登場しているので、利用してみるのもいいでしょう。スマホから専門家への個別相談を、気軽に申し込むことができますよ。

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デリケートゾーンの黒ずみは根気よくケアしましょう

気になるデリケートゾーンの黒ずみは、すぐに改善されるものではないので、気長にケアし続けることが大切です。
直接デリケートゾーンに触れる下着の素材を吟味し、洗い方や保湿の方法に気をつけることや、そけい部周辺の血液循環を良好にするように心がけることで、デリケートゾーンの黒ずみ解消が目指せます。

また、専門家の意見を聞きながら漢方薬を用いて、血液の流れをよくしていく方法もおすすめです。
ご紹介したデリケートゾーンの黒ずみ解消方法を試してみながら、自分に合うケアを見つけて根気よくケアし続けていきましょう。

 

教えてくれたのは……あんしん漢方  木村 眞樹子医師

教えてくれたのは……あんしん漢方  木村 眞樹子医師
木村 眞樹子医師

【Profile】
医学部を卒業後、循環器内科、内科、睡眠科として臨床に従事。
妊娠、出産を経て、産業医としても活動するなかで、病気にならない身体をつくること、予防医学、未病に関心がうまれ、東洋医学の勉強を始める。
臨床の場でも東洋医学を取り入れることで、治療の幅が広がることを感じ、西洋薬のメリットを活かしつつ漢方の処方も行う。
また、医療機関で患者の病気と向き合うだけでなく、医療に関わる人たちに情報を伝えることの重要性を感じ、webメディアで発信も行っている。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):
https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

 

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