就寝前、もしくは起床時のエクササイズを日課にしてみませんか。吉田俊秀先生が部位別のエクササイズを教えてくださいました。時間があるときは全身を入念に、時間がないときでもどこかの部位はやってみる、を目標に毎日続けてみましょう。
このコンテンツの監修者は……
吉田俊秀(よしだとしひで)
医療法人 親友会 島原病院 肥満・糖尿病センター長
医学博士/京都府立医科大学客員教授
【Profile】
京都府立医科大学医学部卒業。アメリカ・カリフォルニア大学、アメリカ・南カリフォルニア大学にて、Bray教授のもとで肥満研究と肥満治療を学ぶ。京都府立医科大学付属病院教授、京都市立病院糖尿病・代謝内科部長を経て、現職。日本肥満学会功労評議員(専門医・指導医)、日本肥満症治療学会評議員、日本糖尿病学会功労評議員(専門医・指導医)、日本内分泌学会功労評議員、日本内科学会近畿地方会評議員(認定内科医)。おもな著書に『糖尿病、あきらめたらアカンで!』(宝島社)、『糖尿病を自力で治す最強療法』(マキノ出版<寄稿>)、『肥満の遺伝子がわかった 最新肥満医学が明らかにした究極のダイエット法』(ごま書房)、『キャベツ 夜だけダイエット』(アスコム)など多数。
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医師直伝の寝ながら簡単エクササイズ
就寝前や朝起きたとき、ベッドや布団の上で寝ながらでもできる簡単な運動です。腕、足、全身とさまざまな動きがあるので、その日ごとに動かす部位を変えて行うなどして楽しみながら続けましょう。慣れてきたらすべての動きを続けて行うのもおすすめです。
1:腕の運動
パターン1:ひじを上下に曲げ伸ばし
仰向けに寝たら腕をまっすぐ上に伸ばし5秒キープ。ひじを横に広げて曲げ5秒キープ。10回繰り返します。
パターン2:腕を左右に倒す
仰向けに寝たら両手を上に伸ばし指を組みます。左側に腕を倒し5秒キープしたら一度、上に戻し、右側に倒して5秒キープ。左右交互に10回ずつ行います。
注意点
・肩やひじに痛みがある場合は行わない
・安定した場所で行う
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2:足の運動
パターン1:寝たまま開脚
両足を揃えて仰向けに寝たら、ゆっくりと足を左右に開いて5秒キープ。一度、真ん中に足を戻して10回繰り返します。
パターン2:足の上げ下げ
足を揃えて仰向けに寝たら、片ひざを立て、もう片方の足を20㎝ほど上げて5秒キープ。元に戻したら反対側も同様に行います。左右交互に10回ずつ行いましょう。
注意点
・足に痛みがある場合は行わない
・安定した場所で行う
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3:全身の運動
パターン1:腰をねじってツイスト
仰向けに寝て足を揃え、ひざを軽く曲げます。ひざは右に、顔は左に向けて腰をねじり、5秒キープ。元の姿勢に戻り、反対側も同様に。左右交互に10回ずつ行います。
パターン2:お尻を持ち上げてハーフブリッジ
仰向けに寝て足を揃え、ひざを曲げます。手は体の横に置きます。頭で体を支えるようにお尻を持ち上げ5秒キープしたら、ゆっくり元の姿勢に戻ります。これを10回行います。
パターン3:頭を持ち上げて腹筋運動
仰向けに寝て足を揃え、ひざを曲げます。おなかの上で両手の指を組み、おへそをのぞくようなイメージで頭を上げ5秒キープしたらゆっくり元の姿勢に戻ります。10回行います。
注意点
・腰に痛みがある場合は行わない
・安定した場所で行う
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(抜粋)
TJ MOOK『肥満外来専門医が教える! 糖尿病を自分で治す本』
監修:吉田俊秀
構成・文/小山暢子
撮影/三橋優美子
ヘア&メイク/久保りえ(プラスナイン)
モデル/川村礼美
WEB編集/FASHION BOX
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