「花を飾ってみたいけれど、花屋さんは少しハードルが高い」「どんな花を選べばいいかわからない……」と思っている方も多いのでは？ そこで「花を勝手に取ってもいい？」「贈り物のブーケを作ってもらうときは？」など、花屋ビギナーが抱きがちな疑問・質問に花屋さんに答えていただきました。ぜひ参考にしてみてください。
≪目次≫
●Q1. 花を勝手に手に取るのはマナー違反？
●Q2. 1輪だけ買ってもいい？ 花を見に行くだけでもOK？
●Q3. 誰に贈っても喜んでもらえる花は？
●Q4. ブーケをオーダーするときは何を伝えたらいい？
●実際にブーケをオーダーしてみよう！
●教えてくれたのは……
Q1. 花を勝手に手に取るのはマナー違反？
A. 基本的にはOK。
戻すときは花がきちんと水に浸かるように注意しましょう。
購入したい花があった場合、店によりますが、基本的には自分で取っても大丈夫。はじめて行くお店ならひと声かけたほうが安心です。取りにくい花があった場合や、売りものの花を自分で手に取るのは怖いなと思うときは、店員さんに頼みましょう。注意すべきは花を戻すとき。花がしっかり水に浸かるように戻さないと、花が萎れてしまったり、傷みの原因になります。もし戻しにくい場合は、店員さんに戻してもらうようにしましょう。
Q2. 1輪だけ買ってもいい？ 花を見に行くだけでもOK？
出典: FASHION BOX
A. 1輪だけ買うのはもちろん大丈夫。
店内を見るのもOKですが、写真を撮りたいときは一言声をかけて。
1輪だけ買っていくお客さんはたくさんいるので、ぜひ気軽に買ってみてください。プレゼントラッピングしてほしい場合は、ラッピング代がかかることもあります。まだ買うとは決めてないけど、花屋さんの店内を見てみたいという人も多いと思いますが、それももちろんOK。ただ、店内で勝手に写真を撮るのはNGです。必ず店員さんに聞いてからにしましょう。
これはNG×
最近はSNS映えを狙う人も多いからか、花や店内の写真を撮る人が増えているそう。もちろん勝手に撮影はマナー違反。必ず店員さんに断ってからにしましょう。
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Q3. 誰に贈っても喜んでもらえる花は？
A. あえて言うならバラですが、旬の花を選ぶのがおすすめ。
これを選べば間違いない花というのは難しいですが、あえて言うならバラです。あとは、その時期にいちばん生き生きとして美しい旬の花がいいと思います。花を贈られて嫌な気持ちになる人はあまりいないと思いますが、人によってマイナスの意味にとらえがちな花に注意したほうがいいかもしれません。
季節を感じる旬の花は喜ばれることが多いはず。春ならチューリップやミモザなどが人気です。旬の時期には種類も色も豊富に揃っています。
贈る相手によって注意が必要な花
ユリ、キク、ガーベラ、カーネーション、カスミソウ
ユリの香りは独特なので、苦手な人がいる可能性も。キクは仏花の印象が強いので、贈る相手を選んだほうがいいでしょう。ガーベラ、カーネーション、カスミソウは好きな人も多いですが、人によってはありきたりと思う人も。また、比較的に手に入りやすい価格のため、高級感を出したいときには注意です。
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Q4. ブーケをオーダーするときは何を伝えたらいい？
A. 予算（大きさの希望）、目的（誕生日、送別会など）、贈る相手の情報を詳しく伝えましょう。
贈り物のブーケを作ってほしい場合、まずは予算を伝えます。2000円と5000円の予算ではだいぶ大きさが変わります。目的を伝えるのも大事。誕生日プレゼント、送別会、プロポーズの際に贈る、など目的によってブーケのイメージや使う花の選び方も変わってきます。贈る相手の情報もできるだけ詳しく伝えたほうがイメージしやすいです。また、「いつ贈るのか」も重要なポイント。特に当日ではなく、翌日に渡す場合は、保水処理が変わってくるので、伝えたほうがよいでしょう。予定が決まっている場合は、予約するのがお互いのためにいちばんいいです。その場でさっと作るより、イメージに合った花の仕入れもできますし、丁寧に時間をかけて作ることができるので、満足度が高いブーケを用意できると思います。
実際にブーケをオーダーしてみよう！
オーダーの内容は？
予算：3000円
贈る相手：母
目的：誕生日プレゼントに
贈る相手の情報：元気で明るい性格、黄色やオレンジが好き
1.花を選ぶ
「入れたい花はありますか？」と聞かれ、黄色のラナンキュラスを使ってもらいました。全部お任せで、というオーダーも可能ですが、主役にする花や、色だけでも指定すると作りやすいそう。
2.Check！
「こんな花で作りますけどいいですか」と見せてくれた時点で、「あの花を入れてほしい」「ちょっとイメージと違う」など、思ったことがあれば伝えましょう。
3.完成！
花のレイアウトや長さなどを整えてブーケが完成。ラッピングもかわいくしていただき大満足です♪
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教えてくれたのは……
花屋「LUFF（ラフ）」
上村タクさん、真里恵さん
【Profile】
清澄通り沿い、清澄長屋の一角にある花屋「LUFF」のオーナーご夫婦。お店の2階で不定期に開かれるワークショップも人気です。
【Shop Information】
地元に愛される小さな花屋さん。店内には、個性的なラインナップが揃う生花をはじめ、珍しい観葉植物やハーバリウムなども並んでいます。お店のHPやSNSをチェックしてください。
LUFF HP： http://luff.tokyo/
Instagram＆Twitter： luff_fpw
※この記事ではLUFFさんの場合と、一般的な花屋さんのルールを紹介しています。お店によりルールが異なることもあります。ご了承ください。
（抜粋）
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編集協力：山田美穂
カメラマン：宗野歩
ライター：泊久代、牟田悠
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
WEB編集：FASHION BOX、株式会社エクスライト
