《PLAYBACK & NEXT STAGE》お気に入りの撮影をプレイバック♡
sweet10月号をもって卒業を発表した紗栄子さんと本誌編集長。スウィートの看板を背負って駆け抜けた2人がお気に入りのページと共にプレイバック!
紗栄子×渡辺編集長 SPECIAL TALK
好きな世界観は永遠に変わらない
とりあえず40歳で再集結してピンクと肌見せやりましょう!
渡辺(本誌編集長・以下W):だいたい撮影のときに次の撮影なにやる? って話を必ずしてたから、今回だけだね、次なにやるって話ができないの。
まあでも、sweetはお互い卒業することになっちゃうけど、仕事を辞めるわけじゃないから、またいつか撮影はしたいね。
紗栄子(以下S):撮影は好きだから、またしたいな〜ってやっぱり今日改めて思っちゃったな。私、撮られるの好きだな〜って。
W:撮影自体も久しぶりだったから、余計にね。インスタとか見てるとみんな可愛く写真撮れてるけど、こうしてヘア&メイクしてスタイリングしてしっかり撮影するってやっぱりいいよね!
S:いいね。私ずっと撮られてなかったから、長いこと。外も自由に出られないから準備不足でちょっと心配だったけど……今日撮ってみて、卒業だけどまだ頑張りたいって一瞬思った感じとかは、今日自分の感情としてそれに出会えたのは意外だった。もうこれで最後だなって思って挑んだし。また撮りたいって思うことあるのかな? って。だって、やっぱり大変じゃん? ずっと撮られ続けることって、体調管理もあるし、肌の状態もあるしさ。ちょっと楽になるな〜そこにとらわれなくなるからって思ってたけど、でもまたやりたいなって今日思ったな。
W:うん、今日最後のほうのカット撮ってるときに初めてそれが顔に出てるなって思ったよ。すっきりしたってよりはちょっと名残惜しさみたいなものが顔に出てたよね。けど、名残惜しいって思う気持ちのまま辞められるのはいいことかもしれないよね。
まあ、読者のコたちはずっと紗栄子ちゃんのページを楽しみにしてくれてたから、これからなくなっちゃうことに関してはごめんねって思うけど、sweetじゃないところでたぶんなにかやると思うので、そっちでまた一緒に仕事して作るビジュアルを楽しみにしていてくださいと今はお伝えしたいです!
S:そうだね、なんかやっぱり好きな世界観はこうやって振り返って見ると変わってないし、でも時代が変わっていくから変わらなきゃなところもあって。自分も年齢を重ねてたりもするし、そういう意味ではまた何か新しい視点で、違う表現を……違うといってもそんなには変わらないんだと思うけど、いまだにピンク好きだし、肌見せも裸も好きだし(笑)。
W:そしたら、とりあえず40歳になったら再集合して、パンツいっちょうの撮影でもしましょうか(笑)。
S:え〜いけるかな(笑)。
W:全然大丈夫。わたくし、アラフォー向けの雑誌、オトナミューズも作っておりまして、全然その世界観バンバンやってるんで、40歳だろうが50歳だろうが好きなものは変わらないし、その世界観で撮影してもやっぱりみんな似合うんだよね、好きなものはやっぱり。
S:なんかね、私sweetってすごいなって思ったのが、年齢にとらわれないところ。日本で生きてると何歳なのにそんな格好っていまだに言われやすかったりするけど、そういう意味で渡辺さんがファッション業界というか女のコたちに残したものってすごく大きいと思ってて。いいじゃん自分が好きなんだからっていうところを肯定してくれたよね。
W:そうだね、そこは思ってるかな。なんか、一瞬誤解されやすいけど、ずっと大人になれない、ぶりぶりしたまま一生、みたいなことを言いたいわけじゃなくて、ずっと女のコでっていうのは、若作りをし続けようってことでもなくて、好きなものはそのまんま好きでいいじゃん、っていうことを言いたいっていうのはずっとあったよね。
S:そうそれ! ありのままでOKなんだよっていうメッセージが私含め女のコたちの背中を押してくれたんだろうな。だからこれだけ売れたんだろうなって思うし。だからそれを、オトナミューズでまだまだやってくれるんだとは思うけど、そういう意味ではありがとうございました! ってみんなを代表して伝えたいかな。
W:ありがとうございます!
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photo_SHOTA KIKUCHI
(sweet 2020年10月号)
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