東日本大震災から10年。今こそ防災バックパックの見直しを!
東日本大震災が起こって、もうすぐ10年が経ちます。災害直後は防災用の持ち出し袋を作ったものの、ここ数年は中身を見直していないという人も多いのではないでしょうか? 未曽有の災害から学んだ教訓を生かすためにも、いま改めて非常用防災バックパックの内容をチェックしてみましょう! 危機管理のプロ、陸上自衛隊協力のもとでご紹介します。
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防災バックパックとは?
防災バックパックとは、避難する際に持ち出す、必要最低限のアイテムを入れた持ち出し袋のことです。
下記リストを参考に、家庭に合った必要なものを考えて、今すぐ準備を始めましょう!
≪防災バックパックに入れておくものリスト≫
必要最低限のものを厳選しました!
・飲料水:500mL×3本
・アメ、チョコレートなどの携帯食(余裕があれば、乾パン、缶詰、レトルト食品、アルファ米、インスタントラーメン、カップみそ汁など)
・スリッパ
・アルミ製保温シート
・トイレットペーパー ※湿気、汚れ防止のため密閉できる袋に入れる
・ビニールカッパ
・ビニールシート
・ユーティリティライター、点火棒
・ローソクor ランタン
・着替え
・現金
・日常生活で必要不可欠なもの(めがね、コンタクトレンズ、入れ歯、補聴器など)
※女性用:生理用品(1周期分)、化粧品、くし、鏡など
※男性用:ひげそり、エチケット用品など
※乳幼児用:母子手帳、紙おむつ、離乳食、粉ミルクなど
・携帯ラジオ
・携帯電話、バッテリー
・予備の乾電池
・筆記用具(メモ帳とペン、油性マジック)
・懐中電灯
・大判ハンカチ
・軍手
・ポリ袋(大・小)
・タオル
・下着・靴下
・身分証明書、緊急時の家族、親戚、知人の連絡先のメモ、お薬手帳など必要情報の書類
・救急用品セット (消毒液、絆創膏、常備薬、持病薬など)
・歯ブラシセット
・マスク
・ウエットシート、ティッシュペーパーなど
以下のものも、すぐに持ち出せるようにまとめておくと便利です。自宅の中の保管場所を決めておきましょう。
・家や車の予備鍵
・銀行の口座番号、生命保険契約番号などのメモ
☆あったら安心なもの
・防犯ブザー
・携帯用お尻洗浄器、ビデ
防災バックパックにアイテムを詰めてみよう!
1. メイン収納部
着替えやビニールシートなどかさばるものも入ります。小物は用途別に袋などにまとめてから入れると、汚れにくく、整理しやすく◎。圧縮袋やジッパー付きの袋を使うのも◎。
2. サイドポケット
飲料用ペットボトルのほか小型の携帯ラジオなど、よく取り出すものも入れておけます。
3. フロントポケット
使用頻度の高いスマホや筆記具、バッテリー類などの細かい道具をまとめて。ファスナー付きなので、中身が飛び出しにくく安心。
4. 内側ポケット
内側のポケットには、使用頻度の高い大きめの道具をまとめて。
例)懐中電灯、軍手、大判ハンカチ、ポリ袋(大・小)
5. バックポケット
バッグ内側、腰のあたりのポケットにはタオルや下着など柔らかいものを入れることで、背負ったときにクッションのような効果も。
6. ポーチ
身分証明書のコピー、衛生用品など移動時に持ち出したいものだけを入れておくと便利。
例)救急用品セット、マスク、ウエットシート、身分証明書のコピーなど
災害時に在宅避難できる住まいづくり|安全対策から備蓄まで[防災士が伝授]
防災バックパックが、このひと手間でパワーアップ!
リフレクターを追加する
夜間、自動車のヘッドライトを反射するセーフティグッズ。アクセサリー感覚でつけられるかわいいデザインのものも。
防水・撥水スプレーを塗布する
雨天での避難も想定し、汚れや水を防ぐ撥水機能をプラスしておくとより安心。ドラッグストアなどで入手できます。
(抜粋)
付録:バックパック、ホイッスル&ミラー、大判ハンカチ
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