旬な映画を『sweet』の辛口ライターたちが星付けチェック!美しく切ない青春ラブストーリーが中国から届きました。1970年代の中国を舞台に、時代の波に翻弄されながらもたくましく生きる若者たちを描いた『芳華-Youth-』。中国では封切り1カ月で約230億円の興行収入を記録と爆発的な大ヒット。“涙活”にもおすすめです。
Checker’s List
金子裕子……美男大好きライター。美しくなければ男じゃない!が信条。
東郷葉月……ママさんライター。サブカル大好きな割に暮らしぶりはロハス。
よしひろまさみち……おかまライター。男子に甘く女子には厳しい。
★★★……観なきゃ罪レベル!
★★☆……お時間あればぜひ~
★☆☆……評価人視点でダメ映画
『芳華-Youth-』
story:1976年。兵士の慰問のために結成された楽団&ダンサー集団の文工団に、シャオピン(ミャオ)が入ってくる。貧しい出身ゆえに、生活の豊かな文工団の暮らしに夢を抱いていた彼女だが、簡単にはなじむことができず……。
監督:フォン・シャオガン
出演:ホアン・シュエン、ミャオ・ミャオ、チョン・チューシー、ヤン・ツァイユー ほか
配給:アット エンタテインメント
公開:現在、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー中
ノスタルジーに彩られた青春に胸がキュン!
by 金子裕子
どんなに過酷な環境にあっても、どんな人にでも青春時代はあるもので、そこには傷つき悩みながらも輝く瞬間がある。そんな美しくも切ない記憶を慈しむ監督の想いで胸がいっぱい!テレサ・テンの歌声に涙。
★★★……観なきゃ罪レベル!
時代に翻弄されても、青春はキラキラ輝く
by 東郷葉月
文革時の軍内部を舞台にしながら、勧善懲悪感はなし。いじめや中傷も加害者を責めることなく青春の一コマとして物語る。成功&挫折、悲喜全てを包み込んで描く壮大な目線が胸を打つ。大好きな青春映画がまたひとつ増えた。
★★★……観なきゃ罪レベル!
文革時代を描く映画の最高峰かも
by よしひろまさみち
文革時代を描いた映画は数あれど、政権に守られていたはずの軍内部の若者の青春を描いた作品は初めてじゃない?時代と政治に翻弄されてしまう壮絶な人生には涙、涙。こんなの、滅多に出ない大傑作の大河青春ロマン。
★★★……観なきゃ罪レベル!
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edit_SATOKO ISHIKAWA[vivace], FASHION BOX
(sweet 2019年5月号)