大人もこどもも! 生理についてしっかり知ろう

オトナミューズ世代、アラウンド40歳―――。娘さんの生理がそろそろ始まる、もうすでに始まっているという方も多いはず。でも、いざそういうタイミングになったとして、果たして自分は子どもに生理についてきちんと話してあげられるのか、と思ったりしますよね。生理は女性にとってとても身近なことなのに、もう20年以上の付き合いになるというのに、わかっているようでそうでないことがたくさん! 実際に正しく理解しているという人は多くないんだそう。フェムテックかフェムケアという言葉にスポットが当てられ、生理についても改めて考える機会が増えた今、正しい知識を得ることでもっと快適に過ごせるのではないかという話にも。そんなとき、大人も子どもも気軽に読んで学べる、これはという‟生理の本”『おとなも子どもも知っておきたい新常識 生理のはなし』という本を見つけたので、今回ご紹介させていただきたいと思います。

産婦人科医が監修する「生理のはなし」

この本では産婦人科専門医の髙橋怜奈先生が、なぜ生理がくるのか、生理が起こる仕組み、生理期間中のトラブル解決法、生理が原因となる病気のことなど、生理に関するたくさんのことを教えてくれます。子どもでもわかりやすいように漫画が差し込まれていて、とっても読みやすい! 思い返せば、初潮を迎え、血が出たらナプキンをして、生理痛があったら薬などで対処する、ということに何の疑問も持たず、ただただ繰り返してきた日々……。これを読むと、知っているようで実は知らない(知ってるふりをしていた)、そういうことだったんだという気づきが多く、自分の知識のなさにびっくりしたというのが正直なところ。なので、今さら何をって思う大人の方々にもぜひ読んで知識を深めて欲しいのです。

フェムテックの取材を通じて、日本でも婦人科がもっと身近な存在になればいいのに、というような声を何回か耳にしました。「初潮がきたら婦人科に行く」「ニキビができたら婦人科に行く」といった具合に当たり前なことにしていきたいと……。女性は婦人科系の病気がとても身近で、不調を放っておくと取り返しのつかないことになりかねません。それは若くしても同じ。ちょうど思春期に当たる子どもたちが親にもなかなか悩みを打ち明けられないというパターンもありますよね。この本にはそんな子どもたちのお悩みQ&Aもあれこれ掲載されています。まだまだ色んなハードルがありますが、とにかくまずは知ることから。大人も子どもも、もっと生理と上手に付き合っていく方法を見つけていきましょう。

『おとなも子どもも知っておきたい新常識 生理のはなし』 監修/髙島屋橋怜奈(産婦人科専門医) ¥1,320 主婦と生活社刊

 

RELATED CONTENTS

関連コンテンツ