「うるおいの腟レッチ」著者の栗本夏帆先生に聞く! steady.世代におすすめのフェムケア

デリケートゾーンは、顔と同じくケアが必要。エイジングが始まるアラサー世代が、やっておいたほうがいいケアをご紹介します。今回も、鍼灸師の栗本夏帆先生にお聞きし、今やるべきケア法を教えてもらいました!

教えてくれたのは…

栗本夏帆先生

 

鍼灸師として、鍼灸院「グラン」の統括院長を務める。日本フェムテック協会の常任理事なども務めている。また、女性だけのオンラインサロン『女性を幸せにする腟サロン』を主宰し、フェムテックに関する活動も積極的に行っている。

 

 

栗本先生に3つのおすすめフェムケアを提案してもらいました。腟まわりのケアを今から取り入れて習慣づけておくと、今後更年期を迎えるときにも症状が軽くなったりするのだそう。まだ早いと思わず、自分ができそうなものからトライしてみましょう。

 

  • 腟トレ

腟がゆるむというのは、老化のひとつでもあります。年齢とともに筋力が落ちてくるので、骨盤底筋群も鍛えてあげることが大切です。いわゆるケーゲルボールを腟内に入れておくと、それだけで腟を鍛えることができるので、取り入れてみてもいいかもしれません。また、腟口をキュッと締め上げる感覚をつかみ、日頃から腟トレを意識するといいでしょう。私が考案した「腟レッチ」は、腟トレにつながるもの。腟を締める感覚がつかめれば、仕事中にパソコンの前に座っているときにキュッと締めたり、自然と習慣になっていくと思います。

 

おすすめアイテム

先端をシャープな形状にしているため、初心者でも挑戦しやすいフォルム。3種の異なるサイズと重さのセットなので、自分のレベルに合わせてトレーニングできます。サティスファイヤーヨニパワー2 ¥3,300/フェムテック専門通販PIBOLA. https://pibola.jp

 

 

  • 会陰マッサージ

前回お話ししたように、腟まわりの保湿は大切なこと。保湿剤を塗布することに慣れてきたら、腟の入り口付近をマッサージしたり、腟内に使える専用オイルなどを使って保湿ケアをするといいでしょう。特に、出産を考え始めるアラサー世代は、会陰部分をマッサージしておくと血流がよくなり、筋肉もほぐれるので、乾燥も防げます。会陰もひとつのツボになります。会陰のツボは骨盤底筋群につながっているので、普段動かしにくい骨盤底筋群を刺激してくれます。会陰マッサージを習慣づけておくと、出産時に会陰切開しなくても済んだり、たとえ切開をしても保湿ができている分、治りが早いといわれています。

 

おすすめアイテム

会陰まで使えるマッサージオイル。出産前からマッサージを習慣にしておくことで、会陰切開のダメージ予防に。インティメール バーシングオイル¥11,000/サンルイ・インターナッショナル https://intime-cosme.com/

 

  • 鍼灸でのケア

今生理痛で悩んでいる方は、鍼灸治療もすごくいいです。鍼灸は何かを体内に入れたりするものではありません。自分自身の免疫力や自己治癒力を高める施術なので、おすすめですね。鍼灸は、意外に知られてないんですけど、生理痛や更年期障害などの治療にもつながるところがあります。肩こりや腰痛にもおすすめですし、血流が良くなるので温活にもなり、自律神経など体内のさまざまなバランスを整えてくれます。

おすすめスポット

yuragi鍼灸院

栗本先生が院長を務める治療院。フェムテック鍼灸という、女性の悩みに特化したメニューがあるのが特徴。生理の悩みや妊活にも。

住:東京都豊島区南池袋1-27-10油木第一ビル9F

☎︎03-6903-1552

営:10:00〜22:00

不定休

 

取材・文/弓削桃代

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