スウェーデン人の夫と日本で暮らしたのち、ノルウェーへ移住した桑原さやかさん。自由で平等な国として知られるノルウェーで出合った価値感に、“もやもやしがちな性格”が大きく変わったそう。さて、その価値感とは?
教えてくれたのは……
桑原さやかさん
1983年生まれ。信州大学を卒業後、イケアジャパン、「北欧、暮らしの道具店」を運営するクラシコムに勤務。2016年6月~2017年11月、スウェーデン人の夫とノルウェー・トロムソに暮らす。現在は松本在住。
ノルウェーの物価の高さが衝撃だった
「ノルウェーの暮らしからは、楽しみは自分で作るものだと学びました」という桑原さん。日本で出会って職場結婚したというスウェーデン人のオリバーさんと結婚10年目に、ひょんなことからノルウェーに移住。1年半という短い期間でしたが、日本とまったく違うライフスタイルは、人生を変えるには十分だったそう。その違いのひとつが、物価の高さ。「北欧の物価や税率の高さは、よく知られていますよね。外食をするのもためらうほど。スーパーの食材もとても高くて、毎回の買い物が衝撃でした」
物価が高いノルウェー。肉や野菜も日本のように小分けでは売っていないので、ムダがないように数週間単位で献立を考え、メモを手にお買い物を。
自炊をすることで、段取り力がついた
「食べたいものは自分で作るしかないから、料理をするようになりました。スーパーの食材も高いので、きちんと1週間単位で献立を考えて必要なもののメモを書いて買い物へ行くんです」
ご近所さんとお買い得情報の交換をしたり、予算管理を徹底的にしたり、パンを自分で作ったり。
「計画を立てながら知恵を絞るのが、とても楽しかった。買い物でさえイベントみたいな感じ(笑)。段取り力がついたように思います」
1回の外食も大変なほどの高い税率。クリスマス料理はもちろん家で手づくり。
幸せや楽しみは自分基準でいい
去年の秋に帰国し、今は松本で暮らす桑原さん。「短い海外経験でしたが、もともとの悩みがちな性格が少し変わったかもしれません。もやもやとしてしまう自分でもいい、と受け入れられるようになったし、こうしたいということに素直に行動することもできるようになったかな」
幸せや楽しみは、自分で作るものと気がついた桑原さん。暮らす場所は関係なく、満ち足りた気持ちは続くようです。
(リンネル編集部)
photograph: Yoshimi Kikuchi
text: Tomoko Yanagisawa, P.M.A.Tryangle
edit: FASHION BOX, P.M.A.Tryangle
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
# ライフスタイル
# マネー
の記事もチェック♡
【オススメ記事】
脱ぎっぱなしの服でリビングが散らからないワザ
「鶏の照り焼き」の生焼けをストップ! 成功の鍵はフライパン!?
【SWEET WEBのオススメ記事】
H&Mなのに約2万円!? 二度見したくなる限定品
家族連れで“Excuse me”は恥ずかしい!? 正しい英語