「夕食は、いつも割引のお惣菜を買っている」「洋服もバーゲン品しか買わない」。そうやって節約しているのに、なぜかお金が貯まらない……。そんな方々のために、貯金のプロ・横山光昭さんが、賢いお金の貯め方を教えます。
【教えてくれたのは……】
横山 光昭(よこやま みつあき)
家計再生コンサルタント。ファイナンシャルプランナー。株式会社マイエフピー代表取締役。
お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、これまで15000人以上の赤字家計を再生。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。著書は、60万部を超える『はじめての人のための3000円投資生活』や『年収200万円からの貯金生活宣言』など、累計280万部を突破。お金の悩みが相談できる店舗を展開するmirai talk株式会社の取締役共同代表も務める。
得する買い物・損する買い物
どうしても買いたいモノと、この値段だったら買ってもいいモノ。あなたはこの2つの違いをよく理解し、お財布の紐を締めて買い物に出かけていますか?
値引き商品やバーゲンでのセール品を買うと、多くの人は得をした気分になるでしょう。ところが実際には、これら特売商品を買うのは得になっていないばかりか、むしろ損であるということを肝に銘じておくべきです。
たとえばバーゲンで値引き商品を買ったとします。それが以前から欲しかったモノならお得ですが、多くの場合、そうではありません。「まあ、この値段だったら買ってもいいかも」そんな曖昧な気分で、場の空気に流されるように、特に必要でないモノを買っているはずです。
“この値段だったら買ってもいいモノ”とは、このことを指します。そしてそういう買い物を繰り返すのは、まさしく浪費以外のなにものでもありません。
●食費を抑えるためには?
スーパーの半額惣菜も同じです。お店側が仕入れた食材を売り切るために値引きしている商品を買って、お得感を覚えてしまうと、閉店間際のスーパーに立ち寄る習慣が身についてしまいます。これもある種の浪費グセ。せっかく節約のために自炊を心がけていたとしても、半額や少額の惣菜や食材を衝動的に買い込むことで、逆に食費が跳ね上がってしまうからです。
バーゲンなどのセール品で「半額」とか「○%割引」という殺し文句をつい真に受けて、お財布の紐を緩めてしまうようでは貯金から遠ざかる一方だと思ってください。目先の安さに惑わされず、どうしても欲しくて必要かどうかという基準を気持ちのなかに定めて買い物をする習慣を身につけましょう。
〈参考〉
『書くだけでお金が貯まる 未来家計簿』
https://tkj.jp/book/?cd=TD290182&path=&s1=
編集/FASHION BOX
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