手間をかけずに素材の味を楽しむ、ドイツの食卓に欠かせないのが「クワルク」。料理研究家・門倉多仁亜さんに、手軽な取り入れ方を伺いました。
ドイツの伝統的チーズは“豆腐”のような万能食材
ドイツ生まれのフレッシュチーズ「クワルク」は、まろやかな酸味とうまみで、ヨーグルトとチーズのよさを掛け合わせたような味わい。おいしく、栄養豊富で、手軽に食べられるので、シンプルな料理を好むドイツの人々に長く愛されてきました。「日本の“豆腐”に似た存在。良質なタンパク質がとれて、ヘルシーで、朝も夜も、毎日取り入れたい食材です」と、ドイツ文化をよく知る、門倉多仁亜さん。「そのままの味でも、塩みや甘みを加えてアレンジしてもおすすめ。日本でも、さまざまな取り入れ方を試してみてほしいです」
What is QUARK?
酸味が少なく、ヘルシーなドイツのフレッシュチーズ
ドイツのチーズ消費量の1/3を占めるといわれる、ドイツ伝統のフレッシュチーズ。乳の栄養が豊富で、塩分不使用、脂肪分0%でヘルシー。酸味や雑味が少ないから、そのまま食べたり、料理やお菓子作りに使えたりと便利です。
[たとえば、こんな使い方]
- 塩、こしょう、オリーブオイルと混ぜてドレッシングに
- 塩、こしょう、切った野菜を混ぜてソースやサラダに
- ヨーグルト代わりにそのまま
- チーズケーキやデザートの材料に
QUARK for breakfast
Recipe 1. ゆで卵と塩さばのクワルク&万能ねぎソースがけ
材料と作り方(作りやすい分量)
クワルク(フレッシュチーズ)100gを塩、こしょう各適量で調味し、小口切りにした万能ねぎや食べやすく切ったスプラウト各適量を混ぜてソースを作る。器にゆで卵、焼いたさばの一夜干し、好みの野菜各適量を盛り、クワルクのソースをかけていただく。クワルクは、ディルやパセリなどのやわらかいハーブと相性がよく、塩みを少し加えてさわやかなソースに仕立てるのが、ドイツ流。日本の万能ねぎも実は好相性で、和にも洋にも合うソースに。
Recipe 2. さつまいもトーストのクワルク、果物、ジャムのせ
材料と作り方(作りやすい分量)
さつまいもは皮付きのまま塩ゆでにし、ナイフがすーっと入るくらいになったら、ざるにあげる。粗熱がとれたら8㎜厚さに切り、トースターで少し焼き目がつく程度に焼き、さつまいもトーストを作る。クワルク(フレッシュチーズ)をたっぷりと塗り、さらにスライスしてレモン汁少々を振ったりんごや粗く砕いたくるみ、好みのジャム(いちごやブラックベリーなど)をのせたりしていただく。クワルクをたくさんのせることで乳の栄養価がUP。
QUARK for dinner
Recipe 3. クワルクときゅうりのサラダ添えハンバーグ
材料と作り方(作りやすい分量)
きゅうりのサラダを作る。きゅうり1本は薄めの輪切りにして塩少々を振り、しんなりしたら洗って水けをきる。ボウルに輪切りのきゅうりとみじん切りにしたきゅうりのピクルス2本分、りんご1/4個、紫玉ねぎ少々と、刻んだディルの葉1本分を入れ、クワルク(フレッシュチーズ)100gを加え、塩、こしょう、砂糖各少々、レモン汁小さじ1、オリーブオイル大さじ1で調味する。器にハンバーグとゆでたじゃがいもなどを盛りつけ、サラダを添える。クワルクは、さっぱりした野菜と相性抜群。サラダにして、ソース感覚で肉や魚とどうぞ。
Recipe 4. ジャーマンポテトのガーリッククワルクソースがけ
材料と作り方(作りやすい分量)
じゃがいも2~3個は塩ゆでにし、一晩冷蔵庫に寝かし、皮をむいて8㎜厚さの薄切りにする。フライパンにA(5㎜厚さの拍子木切りのベーコン80g、玉ねぎの薄切り1個分、ほぐしたお好みのきのこ100g)を入れて中火で炒める。一度取り出し、オリーブオイル、バター各大さじ1、じゃがいもを入れ、中火~強火でこんがり焼き、塩、こしょう各少々を振って、Aを戻し入れる。器に盛り、パセリ適量を散らし、塩、こしょう、おろしにんにく各少々を混ぜたクワルク(フレッシュチーズ)100gをかける。
QUARK LINE-UP
脂肪0でタンパク質もとれる明治クワルクがあれば、ヘルシーな1品がすぐ作れますよ!
(左から)明治QUARK(クワルク)フレッシュチーズ100g、フレッシュチーズ&ハーブソルト、フレッシュチーズ&トマトバジル各90g 各¥200/すべて明治
ドイツで人気のチーズ「クワルク」が日本で新発売
食事にもおやつにも、さまざまな食べ方が楽しめる「フレッシュチーズ」に加え、ドイツでおなじみのハーブソルト、フレッシュチーズとよく合うトマトバジルのフレーバータイプも登場。ヨーグルト感覚で、毎日手軽に食べられます。
※フレッシュチーズ&ハーブソルト、フレッシュチーズ&トマトバジルは乳等を主要原料とする食品です。
[お問い合わせ先]
明治お客様相談センター
0120-598-369
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cooking: Tania Kadokura
photograph: Tomoya Uehara
text: Kaori Akiyama
(提供:株式会社 明治)
(リンネル 2021年1月号)