ベースメイクが楽になるクレイ美容！ “肌悩み別！ 効果的な使い方とは？”
ホルモンバランスや季節によって移り変わる大人の肌には、天然成分クレイがぴったり。レスキューアイテムとしての使い方を、Clay life designerの川端奈那さんにうかがいました。いつものスキンケアアイテムと組み合わせてクレイを取り入れると、もっとコンディション＆メイクノリのいい肌に！
そもそもクレイって何？という疑問に答える記事はこちら
＜ニキビ＞かためのイライトグリーンクレイで部分パックをする！
スキンケアの前に皮脂吸着力に優れたイライトを主成分としたグリーンクレイを、ポツンとできたニキビにチョンとのせるだけ。しばらく経ったら濡れたコットンなどで優しくオフを。クレイの吸着作用でニキビの治りが早くなるのを実感できるはず。
高純度のイライトグリーンクレイを主成分として、ローズマリーハーブウォーターなどをブレンド。パックはもちろん、洗顔料としても。
＜保湿・トーンUP＞モンモリロナイトのグリーンクレイで週に1～2回のスペシャルパックを！
「モンモリロナイトを主成分としたクレイは、保湿ケアに優れています」（川端さん）。定期的にパックをして活用すると、肌そのものの潤う力をサポートし、乾燥に負けない肌に。朝のケアに組み込めばトーンアップ効果も。
モンモリロナイトが主成分のペーストタイプ。なめらかでデイリー使いに最適。
オイルをミックスして保湿力をアップ
クレイにオイルをプラスすると、さらに保湿力がアップ。また、伸びもよくなるので肌摩擦も軽減できる。
抗酸化力の高いビタミンEを豊富に含み、肌のハリや弾力を高める。
ハチミツをプラスするとよりなめらかに
天然成分100％のクレイはハチミツとの相性も抜群。非加熱ハチミツをミックスして使えば、もっちりとした肌に。
ハンガリー産のアカシア由来の生ハチミツ。ビタミンやミネラルなどを豊富に含む。チューブタイプで使い勝手がいいのが魅力。
パックの際にはこまめに水分を
「吸着力の高いクレイは、乾くと肌の水分まで吸着してしまいます」と川端さん。パックはお風呂に入りながらか、表面が乾かないよう、こまめにミストを上から吹きかけて。
亜鉛やマグネシウムなどの豊富なミネラル分を含んだ温泉水ミスト。敏感肌でも安心して、顔はもちろん、全身に使用できる。
＜ざらつき＞ガスールを気になる部分にパックをしたり、入浴剤に
肌のざらつきに効果的なのが、モロッコ産のクレイ、ガスール。「パックとして使うと角質ケアに。マグネシウムを多く含有しているので、肌の修復力を高めてくれる効果もあります。パウダー状のものは入浴剤として取り入れると、お尻などがツルすべになりますよ」（川端さん）。
発泡作用のあるケイ酸マグネシウムを含むガスールペースト。
＜皮脂抑制＞ホワイトカオリンのパウダーをTゾーンにひとはけ！
「粒子の細かいホワイトカオリンは、フェイスパウダーとしてもオススメ」（川端さん）。額や小鼻など、テカリが気になる部分にのみ、メイクの最後にブラシでオン。一瞬で肌表面がサラサラになり、その効果が夕方まで持続。皮脂テカリが気になる季節にぴったり。
良質なホワイトカオリンをパウダー状に。
Check！ クレイはアイテムのバリエも豊富！
新潟、群馬、山形など国産のモンモリロナイトを原料としたのが、ボディクレイ。パウダーの他、ソープやクリーム、UVなど、そのまま使える豊富な種類が魅力。
クレイの違いを堪能できるのが、フランス発のクレイ、アルジレッツ。天然由来で分離しやすいため、振ってから使用を。
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教えてくれたのは……Clay life designer 川端奈那さん
【PROFILE】
お嬢さんのアトピーケアをきっかけにクレイに触れ、その魅力を伝えるためのアトリエ「Claydays」を設立。ワークショップやセッションを通じ、クレイの魅力を発信。2020年11月には『はじめてのクレイケア』（グラフィック社）を上梓。
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photo：MARI YOSHIOKA
text：MIKA HATANAKA
（＆ ＲＯＳＹ 2021年4月号）
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web edit：FASHION BOX
