話題のクレイ美容って？美肌効果や種類別の特徴、オススメの取り入れ方を解説

毛穴つるつる、お肌もっちり、肌トーンUP！ベースメイクが楽になるクレイ美容

肌のコンディションは、ベースメイクの仕上がりを左右する要素のひとつ。コンディションが悪いと朝から気分が下がってしまうという方も多いのでは。皮脂バランスが崩れやすいこれからの季節にぜひ取り入れたいのが“天然成分クレイ”。老廃物を吸着しながら、潤いサポートもしてくれますよ。メイク映えする肌作りをサポートするクレイ美容についてClay life designerの川端奈那さんに教えていただきました。

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“そもそもクレイって何？”

何千年、何億年という単位で堆積し生成された粘土鉱物を、乾燥させて粉末化したものが、コスメなどに使われるクレイ。クレオパトラもナイル川の泥を使って肌のケアをしたという歴史もある、古くから親しまれてきた「大地の恵み」ともいえる天然の美容成分。天然のミネラルを豊富に含み、吸力や吸着力に優れているため、老廃物や汚れなどを磁石のようにオフする効果が。

また、化学物質や老廃物などの肌に有害な物質の多くがプラスに帯電しているのに対し、クレイ自体はマイナスに帯電しているという性質を持つため、肌のイオンバランスを整え、バリア機能をサポートするともいわれています。

“一体肌にどんな効果がある？”

下の6つが化粧品として入手しやすいクレイの一部。「含まれるミネラルなどに違いはありますが、吸着作用・イオン交換作用など、クレイそのものが持つ作用には大きな違いはありません。ただし、クレイには化粧品の他、陶器の制作に使うなどする工業用のものもあるので、選ぶ際には、純度が高く、粒子が細かいもの、汚染されていない土壌由来の化粧品専用のものを選んでください」（川端さん）。

イエロークレイ（イライト）

含まれる酸化鉄によって黄色く変色しているのが、イエロークレイの特徴。体内の水分にはたらきかけ、むくみなどに効果的なため、フェイスパックやふくらはぎのパックなどにオススメ。

ホワイトクレイ（カオリナイト）

粒子が細かいため、化粧品の原料として一般的によく用いられるクレイ。穏やかに作用するので、初心者にぴったり。ストレス緩和や傷痕のケア、肌をトーンアップさせる効果も。

グリーンクレイ（モンモリロナイト）

吸着力に優れているのが最大の特徴。余分な皮脂や肌表面の汚れなどをオフするのに最適。クレイが持つ水分やミネラルを補給する効果もあるので、乾燥からくるかゆみにも。

レッドクレイ（イライト）

鮮やかな色は、含有される鉄分によるもの。血流を促し、肌の新陳代謝をサポートする効果があるため、エイジングケアに適したクレイといわれています。足湯や手浴などの入浴剤にも。

ガスール（スティーブンサイト）

ガスールはモロッコで採掘されるクレイの一種。マグネシウムを多く含み、肌の修復力アップに有効なため、入浴剤としてお風呂に入れると、気になるお尻などのざらつきがすべすべに！

グリーンクレイ（イライト）

ヨーロッパでは医療現場でも用いられているほど、メジャーなクレイ。ミネラルが豊富なため、老廃物の吸着や排泄に優れ、ニキビケアや毛穴の黒ずみが気になる肌にオススメです。

湿気はクレイにとって大敵！密閉＆正しい保管が肝心！

吸着作用が強いクレイは、湿気や大気中の匂いなども吸着してしまうため、保管は密閉容器で行うのが基本。さらに、ミネラル類を豊富に含むため、金属などに長時間触れると化学反応によってサビが発生することも。クレイを扱う際には、ガラスや木製、陶器製の道具を利用して。また、パウダーでペーストなどを自作する際には、精製水を使うとその効果を最大限に堪能できます。バスルームに置きっぱなしにするなどはNG。