「読書は現代の錬金術である」(勝間和代)
新型コロナウイルスの流行とともに迎えた二度目の年末年始。2022年も引き続き、多くの人が不安を抱えていることといえば、お金の問題ではないでしょうか? 感染の拡大とともに社会の経済活動もスローダウンせざるを得なくなり、収入が減ったという嘆きの声もあちこちで耳にしました。
そんな社会を激励するかのように、経済評論家の勝間和代さんが上梓したのが『勝間式 金持ちになる読書法』です。
本書の冒頭で勝間さんは、富裕層の88パーセントが1日30分以上ビジネス書などの本を読んでいる(*)という調査結果を引用しながら、「読書は現代の錬金術」だと断言しています。
*アメリカ「Business Management degree」掲載の研究データに基づく
「本にはお金持ちになるための方法とヒントが含まれている」と勝間さんが語る理由を、ご自身の実体験を踏まえてご紹介します。
書籍『勝間式 金持ちになる読書法』
お金持ちになる方法は読書で学習できる。勝間和代さんの最新刊!
この本は、読書によってお金持ちになる方法を学ぶ本です。
お金の正しい使い方を知るためには、さまざまな形で情報の流れを知り、情報の使い方を知り、情報強者になる必要があります。今現在の状況でこの情報について最も低コストで、かつ的確に教えてくれるのがなんといっても「読書」なのです。
本書はお金の不自由から解放される読書術を提供します。
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「私も本を読んで学んだ」(勝間和代)
私自身、錬金術を読書を通じて学んだ人間のひとりでした。
今から20年前、 33歳のときに買って読んだのは神田昌典さんの『非常識な成功法則』 (フォレスト出版)という本でした。
私はこの本を読んで学んだ次の4点をすぐに実行しました。
その1 やりたくないことを明確にする
その2 自分に都合の良い肩書を考える
その3 オーディオブックを聴きまくる
その4 速読法(フォトリーディング)を学ぶ
同書にはこのほかにもさまざまなことが書かれていますが、当時の私にしっくりきたのはこの4点です。とにかくこの4点を愚直に守ったのです。
すると、どうでしょう。その1年後には給料はアップしましたし、転職もしました。 さらに4年後、自分で起業して独立することができ、今に至るわけです。
特に私にとってマッチしたのは、オーディオブックを聴きまくったことです。日本語のものだけでなく英語のものでも、リーズナブルな値段で手に入るさまざまなオーディオ教材を買い、当時はMP3やMP4などのデータ形式ではありませんでしたから、CDやMDで暇さえあれば聴き続けていたのです。
すると、英語はメキメキ上達しましたし、まだ書籍にすらなっていなかった最新のマーケティング・テクニックやポピュラー・サイエンスの新説などもいち早く手に入れることができました。
力がつけば、自信にもなりますし、最新情報を仕入れることで、これから先、どういうことが起こるのかという未来予測も、それまでよりも明確に見えるようになってきたのです。
あれから 20年。 53歳になった今も、私は年間に相当数の書籍を読んでいます。
最近読んだ書籍でいうと、デイヴィッド・イーグルマン『あなたの知らない脳 意識は傍観者である』 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)とかマシュー・サイド『多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織』 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)のような書籍を読んでいると、複数の研究成果から「意識というものは存在せず、すべては無意識で決まっている」というようなことが現在、指摘されているのがわかります。
これらの本によれば、無意識が受ける影響とは、その人の知識と経験だけなのだそうです。
本はほかのメディアより優れている
映像メディアが発達した今日、何も書籍を読まなくたって、すぐに映像で観ることができるだろう、という人もいらっしゃるかと思います。もちろん、映画やドキュメンタリー番組などでも学び、知ることができるでしょう。
しかし、映画やドキュメンタリー番組は、製作費用がそれなりにかかるわけで、採算性のことを考えると、ある程度、大衆向けにわかりやすく作られていることが多いのです。そのため、しばしばそこで描かれるのは最先端の情報ではなく、馴染みやすい少し古い情報だったりします。つまり、新しいことを知るために見るのではなく、知っていることを知っていると確認するために見るようなものです。
映画やTV番組と比べると、書籍の制作規模はごく限られたものですから、原価も損益分岐点もそこまで高くはなりません。日本の人口のほんの一部の人しか買わなくても十分に制作費は回収できるわけですから、書籍という形態は、情報流通の手段として今のところ、大変優れていると言えるでしょう。
インターネットをつなげば、ブログのような無料の情報はいくらでもあるのだから、 わざわざお金を出して本を買う必要はないのでは?という人もいるかもしれません。
しかし、本は著者だけで作っているわけではありません。そこには原稿を厳しい目でチェックする編集者や校正者の存在があります。
また、そもそも1冊の書籍の企画が成立するまでに、出版社内で編集から営業まで多くの人たちが世に出すべきかどうかさまざまな審査がなされるのが普通です。そうしたハードルを越えて晴れて出版となるわけです。
それに比べて、ブログは基本的にそのブログの運営者の目しか経ていないものが、そのままアップロードされることが多いのです。出版社の厳しい審査を経ていない情報というのは、どうしても玉石混交、特に「石」が多いような状態になってしまいがちです。
つまり、ネット上の無料記事は、読んだ時間の割には、大して有意義な情報が得られない可能性が高い。時間と労力のコスパが悪いのです。同じ時間と労力を使うならば、私は本を読むことを勧めます。
お金持ちになる方法
書籍『勝間式 金持ちになる読書法』では、どうやったら必要な収入や資産を得るための方法を本から見つけ、学び、そして実行に移していけるか、その方法を身につけるためにはどうしたらいいのかをお話ししています。つまり、本書のタイトルにもあるとおり、 「金持ちになる読書法」をお教えできればと思っています。
日本では、 30代で年収3000万円の人は毎月10冊くらいは本を読んでいる、という調査結果があります(「YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)」の記事による)。別の記事(マイナビ「意外と少ない社会人の読書量、最多は約4割の0冊『忙しい』『ネットで十分』」フレッシャーズ調べ)では、日本の社会人は、月に1冊も本を読まない人は4割弱、1冊しか読まない人は2割弱、合わせると実に55パーセントの人が月に1冊以下しか本を読んでいないことになるとのことです。
そうなると年に12冊、 20年かけても200冊くらいしか本を読むことができません。 結局、読める本は手垢のついた、誰もが読んでいるベストセラーくらい。それではなかなか金鉱を見つけることはできないでしょう。
錬金術となる本に出会うための近道は、やはりたくさん本を読むことに尽きます。多読は基本中の基本です。これを前提に、それではどうやって読書を収入アップや資産形成につなげていくかということを一緒に考えていきましょう。
教えてくれたのは……勝間和代(かつま かずよ)
【Profile】
経済評論家、株式会社監査と分析 取締役、中央大学ビジネススクール客員教授
1968年生まれ。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー・アンド・カンパニー、JPモルガンを経て独立。少子化問題、若者の雇用問題、ワークライフバランス、ITを活用した個人の生産性向上など、幅広い分野で発言を行う。主宰する「勝間塾」にて、なりたい自分になるための教育プログラムを展開するかたわら、麻雀のプロ資格取得、YouTuberなど、活躍の場をさらに拡大中。テレビや雑誌で専門知識をフル稼働させた節約法や、自身の体験と研究をもとにした家事、家電選びのアドバイスも人気。『2週間で人生を取り戻す! 勝間式 汚部屋脱出プログラム』(文藝春秋)、『勝間式 超ロジカル家事』(アチーブメント出版)、『勝間式 食事ハック』『勝間式 ロジカル不老長寿』(ともに宝島社)など著書多数。
公式YouTubeチャンネル→「勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTube」
https://www.youtube.com/channel/UCWoiNwdr7EEjgs2waxe_QpA
(抜粋)
書籍『勝間式 金持ちになる読書法』
お金持ちになる方法は読書で学習できる。勝間和代さんの最新刊!
この本は、読書によってお金持ちになる方法を学ぶ本です。
お金の正しい使い方を知るためには、さまざまな形で情報の流れを知り、情報の使い方を知り、情報強者になる必要があります。今現在の状況でこの情報について最も低コストで、かつ的確に教えてくれるのがなんといっても「読書」なのです。
本書はお金の不自由から解放される読書術を提供します。
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