生理前や生理期間中には、何かと不調を抱えがち。腹痛や腰痛、吐き気、生理前のイライラや落ち込みなど……。生理が来ない月もあるなどの生理不順も心配ですよね。そんなときは、ツボ刺激やカイロでの温め、ストレッチなどをうまく取り入れてみて。婦人科系のトラブルは、不妊につながる危険もあるので、不安なときは病院へ行くことも忘れずに。
≪目次≫
教えてくれたのは……
麻布ミューズクリニック
玉田真由美先生
【Profile】
女性のための漢方保険診療を行うクリニックの院長。内科診療に従事したのち、自身の体調不良を改善したきっかけとなった漢方を学び、2016年より現職。
生理痛に効くツボを押す
ひざの皿の上から指4本分上のところにある、足の骨のわきにあるくぼみが血海(けっかい)というツボ。ゆっくりぐーっと押し、ゆっくり離す。これを5回ほどくり返して。
足の内側のくるぶしから指4本分上にあるツボ、三陰交(さんいんこう)。押すと響く感じがあります。冷えや生理痛に効果的。押し方、回数は血海と同じ。
生理痛のときは、下腹部や仙骨を温める
おへその下から恥骨にかけたあたりに婦人科系トラブルをやわらげるツボが、また、腰とおしりの間にある三角の骨「仙骨」にも卵巣と子宮の機能を整えるツボがあります。この2か所を生理中もそうでない日も、腹巻などで温めましょう。就寝時も寝冷えしないように注意。
<冷えが気になる日はカイロで>
生理痛がひどい場合は腹巻の上からカイロで下腹部を温めるのも効果的。冷え対策には、下腹部だけでなく仙骨も温めるとよいでしょう。カイロを使用する場合には低温やけどをしないように気をつけましょう。
生理中でない日には……入浴+ストレッチ
<湯船につかり足首まわし>
普段からシャワーではなく湯船にゆっくりとつかり、巡りをよくする習慣を。生理期間以外は入浴中に足首をぐるぐるまわして滞りをスムーズに。
<そけい部のストレッチ>
そけい部のリンパの滞りをとり、下半身の筋力を鍛えることで血流をよくするためのストレッチ。股を前後に大きく開き、背筋を伸ばしてまっすぐ腰をおろします。毎日行うことが大事。ただし出血の多い日は無理しないで。
(リンネル編集部)
illustration: Rumi Nishigori
text: Nao Yoshida
edit: FASHION BOX
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