SEXレスがaround30に増えているってホント?
SNSで最近頻繁に目にする#セックスレス や、#レスられ というワードに、ドキッとしたことはありませんか?
パートナーがいてもSEXをしていない、SEXに満足できていない、そもそも相手がいないなど。
“レス”な状態を抜け出すために、産婦人科医・漢方内科医の駒形依子先生に、お話を伺いました!
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「充実したSEXライフにはコミュニケーションが不可欠!」
(こまがた医院 院長 駒形依子先生)
一般的に“SEXレス”というと、パートナーのいる人が、病気など特別な事情もなく、どちらかが望むのにSEXをしていないこと。産婦人科医である駒形先生によると、「アラサーの女性と、バリバリ働く世代のパートナーがSEXレスになる場合、“忙しいから”“疲れているから”という相手側の拒絶の積み重ねがきっかけになっているように思います」。加えて、日本人の控えめでシャイ、マジメな気質もSEXレスを招いているようです。
「SEXは軽くするものではないですが、日本の女性はSEXという行為を重くとらえている印象です。パートナーに断られたら、“今日は気分じゃないのね、わかった”と、フランクに受け止められればいいのですが、“何がいけなかった?”“私のこと嫌いになった?”と、自分に非があるのではと考えがち。たとえパートナーが疲れているなか、SEXの求めに応じたとしても、嫌々な感じが伝わって、お互いがSEXを苦痛に感じるようになります」
これらはひとえにコミュニケーション不足によるところが大!
「SEX観について話し合いができる相手=好きな相手であればいいのですが、好きゆえに“こんなこと言って嫌われたらどうしよう”“恥ずかしくて言えない……”というのが多くの日本人女性のマインドです。SEX観を共有できれば、レスになったり、外に気持ちが向いたりしないと思うんです。また女性にとってSEXは愛情表現であり、SEXをしたら愛されている、拒否されたら愛されていないと“愛を図る行為”ととらえる人も少なくありません。そうなのであれば、“ツライことがあったから愛されている実感が欲しい”など前置きをしてから求めるようにしたら避けられることも減るのではないでしょうか。またスキンシップはハグをする、抱き合って一緒に眠ることでもとれますからSEXだけが愛を図る行為ではないと忘れないでほしいですね」
そもそも性欲は睡眠欲、食欲が満たされないと出てこないそうで、
「忙しくて寝る時間もないような人は性欲が出ないので、働き盛りで多忙な30代、40代はSEXレスになりやすいんです。ですからパートナーが疲れている、眠りたいと言っているときはしっかりと英気を養ってもらうのが、あとあと吉」
一方、女性は求められたときに気分がマッチしたら対応できるようにパートナーがいる、いないにかかわらず、日ごろから“準備”しておくことが大切だと駒形先生。
「したくないのではなく、下着が!ムダ毛が!!などこちらの準備不足で断るのは避けたいところ。またSEXが久しぶりだと痛みを感じやすいので、膣まわりのオイルケアマッサージは大事。さらにセルフプレジャーで膣の柔軟性を保ちつつ、自分の気持ちいいところや、どうすると痛いのかを知ることも重要です。そうすることでお互いに気持ちを言い合えるSEXができるはず」
教えてくれたのは……こまがた医院 院長 駒形依子先生
産婦人科医、漢方内科医。ティーンからシニアまで女性のからだの不調や悩みに寄り添う。近著に『膣の女子力 女医が教える「人には聞けない不調」の治し方』(KADOKAWA)。
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つい読んじゃうセックスレス漫画|共感? 興味!? いろんなレスをのぞき見!
illustration_ERI KATAYAMA(BUILDING)
text_AYAKO SHIRAKURA
(SPRiNG2022年3月号)
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