月に1度やってくる、辛い生理痛。身体が冷えると生理痛も重くなりがちで、毎月憂鬱な気分になる女性も多いはず。生理痛は剝がれ落ちた子宮内膜(経血)を体外に押し出すために、子宮が収縮されるときに起こる痛みです。生理痛を軽減するためのツボを、六本木の駆け込み寺・寺林治療院院長に聞きました。
教えてくれたのはこの方
寺林陽介(てらばやし・ようすけ)さん
六本木・寺林治療院院長。1996年にあんまマッサージ指圧師、鍼師灸師の国家資格を取得し、父の治療院で本格的に修業を開始。24歳のときから1人で治療院を運営し、現在に至る。2008年には港区南青山でも完全紹介制・完全予約制の治療院を開設し、2014年3月、港区六本木に移転。患者に心から満足してもらえる治療院を追求している。どこに行っても楽にならなかったという患者ほど違いを実感する「疲れとりマッサージ」を行い、多くの著名人から評判を得ている。著書『疲れをとりたきゃ腎臓をもみなさい』(アスコム刊)は27万部のベストセラーになり、テレビ、雑誌など多数のメディアで注目を集めた。
関元・曲骨を上下に押し動かす
生理痛は剝がれ落ちた子宮内膜(経血)を体外に押し出すために、子宮が収縮されるときに起こる痛み。痛みには個人差がありますが、ひどい場合には関元と曲骨を刺激してみてください。どちらも婦人科系のトラブルに効くツボで、それぞれ中指で上下に10〜20回押し動かします。痛みを強く感じるほうのツボを多めに押すようにしましょう。中級編として効果のパワーアップと時短を狙うなら、お腹の対極(腰側)にある仙骨を握りこぶしの第一関節部分で上下にこすって温めながら、もう一方の手の中指で関元(あるいは曲骨)を上下に10〜20回押し動かすのがオススメです。
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関元(かんげん)
身体の中心線上にあり、おへそより指4本分下。
曲骨(きょっこつ)
身体の中心線上、陰毛部分にある恥骨結合と呼ばれる骨の上。
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(抜粋)
書籍『女35歳からの「不調」は指1本で治せる!』
https://tkj.jp/book/?cd=TD296672
著者:寺林陽介
イラスト:アオノミサコ
ライター:佐藤美由紀
special thanks:石井美保さん
編集/FASHION BOX
(書籍『女35歳からの「不調」は指1本で治せる!』)
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