2018年後半から、急速に話題になり始めた“キャッシュレス”。その中でも注目されているのがQRコード決済です。聞いたことはあるけど、どんなものか実はわかっていない方も多いのではないでしょうか。マネーライターの松岡賢治さんがQRコード決済の使い方について教えてくださいました。
教えてくれたのはこの方
マネーライター
松岡賢治さん
20年以上にわたり、クレジットカードをはじめ各種キャッシュレス決済関連の情報を取材・執筆。AllAbout「クレジットカード」ガイド。
基本の使い方は3ステップ
「なんとなく面倒」というイメージが強いQRコード決済。でも、手順さえ理解していれば、レジの前でまごつくことはないはず。実際に使ってみると驚くほど簡単で、逆に、お財布を出すのが面倒になるかも!
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STEP 1:スマホにアプリをダウンロード
QRコード決済はすべてアプリを使うので、まずはダウンロードが必要。ただし、「LINE Pay」などはLINEのアプリ内にもあります。
STEP 2:決済方法の設定
お金をどうやって支払うのかを事前に設定。サービスによって決済方法は変わるので、しっかりと把握しておくことが大事です。
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決済方法はいろいろ
基本は、銀行口座からの引き落としかチャージ、登録したクレジットカードからの引き落とし。コンビニのレジで現金をチャージしたり、スマホ料金と一緒に支払ったりする方法も。
STEP 3:店頭で支払い
レジでの支払いは下記の2通り。いずれも、支払いの前にスマホに画面を表示させておくと、スムーズに完了できます。
支払い方法は2通り
レジでの支払い方法には、スマホ画面にQRコードを表示して読み取ってもらう「提示型」と、自分のスマホで読み取る「読み取り型」が。お店によって使い分けることになります。
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QRコード決済のメリット
ユーザー:ポイント還元率20%はあたり前
クレジットカードや電子マネーによる支払いでもらえるポイントは、多くても利用金額の2%程度。QRコード決済の場合、ほぼ毎月行われているキャンペーンを利用すると、簡単に20%の還元を受けることができます。
お店:導入コスト、手数料が安い
QRコード決済に必要な専用端末は、ほぼ無料で設置することが可能。また、クレジットカードや電子マネーによる決済では、店舗側が利用金額の3%前後の手数料を負担しますが、QRコード決済では無料のケースが多いのです。
国:現金の維持費をカット!
キャッシュレス化が進むと、硬貨を製造したり、紙幣を印刷したりする費用や、硬貨や紙幣を輸送・運搬する費用を節約できます。将来的に、国全体で節約が可能なコストは数兆円に上ると試算されているほど!
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(抜粋)
TJ MOOK『お金の不安をなくす本』
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監修:梅田泰宏、西山美紀、松浦建二、松岡賢治、松方ヒロ
執筆・編集/山口佐知子、西山美紀、松岡賢治、松浦建二、木村 敬、松方ヒロ
編集/FASHION BOX
(TJ MOOK『お金の不安をなくす本』)
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