10月に消費税の増税が予定されています。ついに消費税は10%の時代に突入しますが、「軽減税率」が導入されるため、一部は8%のまま据え置きです。何が上がって、何が据え置きなのか……。ファイナンシャルプランナーの西山美紀さんが詳しく教えてくださいました。
教えてくれたのはこの方
西山美紀さん
ファイナンシャルプランナー、コラムニスト。うるおいのある毎日のためのお金の使い方、貯め方を女性誌やウェブサイトで発信中。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)。
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この10月に予定されている、消費税率のアップ。8%から10%になるときに、今回初めて導入されるのが「軽減税率」。すべてのものの消費税が10%になるのではなく、一部は軽減税率が適用され、8%のまま据え置きとなるのです。これまで3%、5%、8%と消費税アップをしてきた際にはなかったものなので、ここでしっかりと確認しておきましょう。
○:増税前に買っておいてもOK!
□電車賃、定期代、航空券代、旅行代(有効期限などには注意)
□資格取得などのスクール受講料金やセミナー代
□保険が適用されない医療(人間ドックや歯科矯正など)
□ずっと欲しかった高額品(ブランドものの財布の買い替えなど)
□愛用している化粧品(高額の場合)
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×:焦ってムダ買いするのは逆効果!
□車(本当に欲しいかどうか、今一度考えて)
□家(マネープランが整ってから買うのが正解)
□食品(基本的に8%据え置きなので焦る必要なし)
□日用品(買いすぎると必要以上に使ってしまうことになりかねないので、最小限にとどめて)
消費税がかからないものは気にしなくていい
□土地代
□家賃
□保険料
□学校の授業料や入学検定料(所定の要件を満たすものに限る)
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消費税が10%になるものと、8%据え置きのものがある
すべてのものが消費税率10%になるわけではなく、軽減税率適用で8%のままというものも。しっかりチェック!
8%のまま
【食べ物・飲み物】
□米、パン、野菜、肉、魚、乳製品、菓子など
□ミネラルウォーター
□食事などに使う氷
□みりん風調味料(アルコール分1%未満のもの)
□ノンアルコールビール
【飲食店などの利用】
□出前
□テイクアウト
□学校の給食
□ホテルの部屋にある冷蔵庫内の飲み物、食べ物
【新聞】
□週2回以上発行されるもので、定期購読契約の新聞
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10%に上がる
【食べ物・飲み物】
□熱帯魚など観賞用の魚、畜産用の動物
□水道水
□ドライアイス、保冷用の氷
□みりん
□ビール、日本酒、調理酒、ワインなどの酒類
【飲食店などの利用】
□レストランでの食事
□シェフの出張料理
□社員食堂のメニュー
□ホテルのルームサービス
【新聞】
□電子版の新聞
□売店やコンビニで買う新聞
(抜粋)
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監修:梅田泰宏、西山美紀、松浦建二、松岡賢治、松方ヒロ
執筆・編集/山口佐知子、西山美紀、松岡賢治、松浦建二、木村 敬、松方ヒロ
イラスト/大野文彰(大野デザイン事務所)、水谷慶大、achaca
編集/FASHION BOX
(TJ MOOK『お金の不安をなくす本』)
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