ついついものが多くなりがちなのがクローゼット。クローゼットを有効に活用する収納方法をライフオーガナイザー、クローゼットオーガナイザーの林智子さんに教えてもらいましょう! 空間をととのえることで、心もととのいますよ。
≪目次≫
●ものが増えがちなクローゼットは、区分けして、量をコントロール
●A:よく着る外出着はいつも同じ場所に
●B:アクセサリーはテイスト別に
●C:たたんでコンパクトに収納
●D:シーズンオフのものは上部へ
●E:コート類には仕分けカバー
●F:バッグはボックスにまとめる
●教えてくれたのは……
ものが増えがちなクローゼットは、区分けして、量をコントロール
クローゼット整理のプロ・林さんのクローゼットはラック2台分。その中に収まる分だけにしているとか。
「洋服やバッグを家のあちこちに分散させて収納すると、どこにあるのかわからなくなったり、持っていることを忘れてしまいがちなので、1カ所にまとめています。オープンラックは、どこになにがあるのかパッと見てすぐにわかるので便利です」
ふたつのラックは取り出しやすいように分類されていて、シーズンオフの洋服も収納されているのに、どのスペースも詰め込み感はなく余裕があります。
「クローゼットをすっきり保つ秘訣は、着ない服を取っておかないこと。詰め込むとシワや型崩れの原因にもなりますので、数を決めて、使うものだけに。たたむものと吊るすものに分けて、出番の多い服は取り出しやすいように配置しています」
90cm幅のラック2台だけ。使用頻度に合わせてA~Fの6つのゾーンに分けて収納しています。
A:よく着る外出着はいつも同じ場所に
よく着るきれいめの服は、ニットでもたたまずにハンガーにかけて目につくところに。ハンガーは本数を決めてアイテムごとに同じもので統一すると、すっきり見えます。
ハンガーにかけておくと、手持ちの服が把握しやすくなります。
便利な収納グッズ7選【無印良品ほか】|キッチン・衣類・文房具もすっきり!
B:アクセサリーはテイスト別に
アクセサリー類は透明のケースに、合わせたい洋服別にゆとりを持って収納します。
絡まないように、ゆったり、見やすく並べます。
プロが教えるコスメの収納テク|ドレッサー・洗面台は「仕切る」べし!
C:たたんでコンパクトに収納
デニムやカットソーなど、シワになりにくいカジュアルな洋服はたたんで衣装ボックスに。出番が多いものが手前にくるように、立てて収納します。
引き出しの高さに合わせてたたみ、立てて入れます。数が把握しやく、選びやすくなります。
ソックスなどはボックスの中に仕切りを設けて収納します。
D:シーズンオフのものは上部へ
シーズンオフのものは衣装ケースにたたんで入れて、ラックの上のほうに。
普段使わない冠婚葬祭用の小物も衣装ケースに入れて上へ。
<無印良品の収納アイテム5選>インスタグラマーの技あり収納術
E:コート類には仕分けカバー
薄手のもの、厚手のもの、冠婚葬祭用の3つに分け、オフシーズンにはカバーをかけて、シーズンが来たら外します。
ポールに取りつけるタイプのカバーを使用。
業界人のコスメ収納テク|リップ・ネイル・スキンケア……かさばるメイクアイテムの整理術
F:バッグはボックスにまとめる
自立しないバッグは用途で分け、大きめの収納ボックスに入れます。
上からのぞいてすぐわかるように、縦に並べます。
教えてくれたのは……
林 智子さん
【Profile】
SMART STORAGE! 所属。ライフオーガナイザー、クローゼットオーガナイザー。ファッション業界での経験を生かし、クローゼット整理やスタイリング提案で活躍中。
キッチン収納は無印良品や100均を活用! 使いやすさ抜群のテクを収納の達人が伝授!
撮影/竹田正道
(素敵なあの人 2020年8月号)
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
WEB編集/FASHION BOX