新しい年が明けると、親戚や友人とのちょっとした新年会など、おもてなしの機会も増えますよね。そんな時にあったら便利な、食卓を彩るグッズを紹介します。家族とゆったり過ごすという人も、新年だけは特別感を演出してみるのもいいですね。
教えてくれたのは……
中川たま さん
料理家。夫と大学生の娘とともに、自然豊かな神奈川県・逗子に暮らす。季節を感じながら作る、旬の食材のおいしさを活かした家庭料理や保存食のレシピが人気。近著に『デイリーストック』（グラフィック社）。
年始のおもてなしに買い置きしておくと便利なものリスト
No.1: かしこまらないシンプルな和の小物
気心知れた人との正月には、さりげなくおめでたさを演出できる和の小物で、シンプルに。水引きの文様を箸置きで取り入れたり、箸を紙と赤い紙糸で飾ったりして、御膳も白木で軽やかに。
No.2: お正月感を添える赤や黄色の食材
「いくらやサーモン、紅大根など、赤の食材をどこかにとり入れると、特別なことをしなくてもお正月感が盛り上がります」と中川さん。また、卵や菜の花やゆずなど、黄色の食材もおすすめ。
No.3: 正月の味に大活躍の濃いだしの出る昆布
煮物や雑煮など、お正月の味に欠かせない昆布は、多めに用意。中川さんが選ぶのは、うまみの濃いだしがとれる利尻産や羅臼産。「昆布締めには、四角にカットされたものが便利です」
No.4: 初春らしさが漂うピンクのクロス
いつもの白い食器でも、椿のように発色のきれいなピンクのクロスやナプキンを添えれば、食卓がおめでたい気分に。赤よりもさりげなく、センスよくまとまるのもうれしいところ。
No.5: ハレの日にはこれ！ おいしい冷凍がに
見た目も味わいも、なんともおめでたいのが、かに。ずわいがにや毛がになど、好みの冷凍がにをストックしておけば、ごちそうがもう一品ほしいときや、急な来客時にも安心です。
No.6: イベント感が満載の大きなせいろ
せいろのふたを開けると、ほかほかの湯気とシズル感たっぷりの料理に、みんなの歓声が起きること、間違いなし。中川さんは直径30cm弱ある、2段の愛用せいろでもてなすそう。
No.7: 食卓にリズムを生むオーバルの皿
オーバルの皿は、置くだけで食卓のスタイリングが決まり、ワンプレートや並べ置きがしやすく、おもてなしにもおすすめ。前菜もメインも、何を盛ってもサマになるので、大小あると大活躍。
No.8: センスよく季節感を盛り込める旬の果物
ゆずやレモン、すだちなど冬の柑橘類の皮の色や風味を添えれば、季節感が。また、柿やりんご、きんかんもとり入れれば、一気に上級者感のある、センスのよい冬の一皿に仕上がります。
（リンネル編集部）
photograph: Kohei Yamamoto
styling: Yuko Magata
text: Kaori Akiyama, P.M.A.Tryangle
edit: FASHION BOX, P.M.A.Tryangle
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