江口洋介がこだわるコーヒーの淹れ方・愉しみ方とは|愛用の道具についてもインタビュー

江口洋介がこだわるコーヒーの淹れ方・愉しみ方とは|愛用の道具についてもインタビュー

朝起きて、まず豆を挽いてコーヒーを淹れることがルーティーンだという生粋のコーヒー好きの江口洋介さん。今回は、贅沢にもご本人に愛用のコーヒー道具をご用意いただき、こだわりの淹れ方、そしてコーヒーの愉しみ方について教えていただいた。

≪目次≫
●俺にとってコーヒーは、リラックスさせてくれる心の安定剤(江口洋介)
●江口洋介さん愛用のコーヒー豆と道具
●PROFILE/江口洋介

俺にとってコーヒーは、リラックスさせてくれる心の安定剤(江口洋介)

両親が営む喫茶店からはいつもコーヒーの香りがしたという江口さんにとって、コーヒーのある生活はごく当たり前だった。そんな江口さんの朝は、コーヒーを淹れることからスタートする。
「例えばロケで、朝5時に家を出るときはその1時間半前、3時半には起きて豆を挽く。スケジュール帳を見て撮影が夜中までかかるなと思ったら、普段の3倍ぐらいのコーヒーを淹れて、専用ボトルで持って行きます」

お気に入りの豆は東京・世田谷区にある堀口珈琲の5番。様々な豆を試し飲みしては、またこの5番に戻ってくる、江口さんのベースとなるコーヒー豆だ。
「淹れ方のこだわりですか? 粉にお湯を注ぐ際、回さずに真ん中に注ぎ20秒ほど蒸らすこと。生クリームのようにまわりが膨らんできて最高のコーヒーが出来上がります。こんな朝のひとときが俺にとっては至福の時間なんです」

撮影現場での緊張感もコーヒーを飲むことでリラックスできる。
「友達やスタッフが家に来たときも必ずコーヒーを淹れます。酒を飲んでワイワイやって、じゃあそろそろお開きに、というところで、俺がコーヒーを振舞うので、みんなからは『帰さないつもりか』と(笑)。どんなに酔っ払っていても、コーヒーを淹れるのは全然苦にならない。みんなで同じものを飲んでいるというのがまたいいんですよ」

冷凍庫には常にコーヒー豆を常備していて欠かすことはない。
「コーヒーがない生活は考えられないですね。俺にとってコーヒーは、リラックスさせてくれる心の安定剤です」

江口洋介がこだわるコーヒーの淹れ方・愉しみ方とは|愛用の道具についてもインタビュー

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江口洋介さん愛用のコーヒー豆と道具

江口洋介がこだわるコーヒーの淹れ方・愉しみ方とは|愛用の道具についてもインタビュー

1. 堀口珈琲の#5 SMOOTH&CHOCOLATY フルシティロースト 200g

スペシャルティコーヒーの専門店が手掛けるコーヒー豆は、ロースタリーで自家焙煎されたもの。1~9までの番号でカテゴライズされた豆は、それぞれ特徴が異なる。江口さんが愛飲する#5は、酸味が控えめでチョコレートのようなダークな味わい。「いろんな豆を試してみるのですが、やっぱり最終的に#5に戻ってくるんです」

2. ケメックスのコーヒーメーカー

20代の頃から愛用しているケメックスは、これで3台目。使いやすさはもちろん、MoMA(ニューヨーク近代美術館)にも収蔵されているそのデザイン性の高さも魅力。右が普段使いしているもので、左はヴィンテージ。「20代当時の自分にとっては、専用のペーパーが高くて(笑)。でもそれがあると、雑に淹れてもおいしいんです」

3. ファイヤーキングのマグカップ

米国のアンカーホッキング社が1941年より製造販売した耐熱ガラス製のマグカップ。ヒスイ色をしたミルクグラス「ジェダイ」がアイコン。惜しまれつつ1986年に生産終了し、以後ヴィンテージ雑貨としての希少性も高い。江口さんが愛用するのも「MADE IN U.S.A」。「手になじむサイズ感が持ちやすくて集めはじめました」

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PROFILE/江口洋介

(えぐち・ようすけ)

1968年、東京都出身。デビュー後、『東京ラブストーリー』『101回目のプロポーズ』など話題作に出演、その後、主演の『ひとつ屋根の下』が大ヒット。現在は、NHKの土曜ドラマ『天使にリクエストを~人生最後の願い~』に出演中。10月にはテレビ朝日木曜ドラマ『七人の秘書』がスタート。

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取材・文/大西展子
撮影/木村直軌
スタイリング/島津由行
ヘア&メイク/稲垣亮弐(maroonbrand)
MonoMaster 2020年11月号
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WEB編集/FASHION BOX

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