「適当なもの」で我慢する暮らしは、知らず知らずのうちに不満がつのります。「あったらうれしいな」そう思いつつ手を動かしたときから、心豊かな暮らしが始まります。
今回は、「暮らし家」として、料理、縫いもの、リメイクなどを通じ「丁寧に心地よく暮らす」提案を行う塩山奈央さんに、体に優しい手作り調味料のレシピをお聞きしました。
ねぎ油
香ばしいねぎの香りが食欲をそそる、お手製のねぎ油を常備。炒め物にはもちろん、お豆腐やゆで野菜にかけたりドレッシングに加えたり。味噌汁に加えるとコクが深まります。
ソースパンに斜め切りにした長ねぎ1カップと油1カップを入れる。最初は中火で、温度が上がったら弱火でねぎの水分が抜けるまで火にかける。瓶に保存。時間が経つとねぎがカリカリになっていっそうおいしくなる。
「合羽橋で揃えたフランス料理用の鍋のうち、直径18㎝のソースパンがねぎ油作りにぴったりでした。以前は太白ごま油を使っていたけれど、今はこめ油でさっぱり仕上げます」(塩山さん)
梅びしお
体の疲れをとり、気分もシャキッとなる梅干し。ペースト状にして少々甘みを加えた梅びしおを1瓶作っておくと料理の幅が広がります。マヨネーズやドレッシングに加えても美味。
梅干し150gは種を取り除き、ミキサーにかける。鍋に日本酒、みりん各100ccを入れ、強めの中火にかけてアルコール分をとばし、焦げないように注意しながら、とろみがつく程度に水分もとばす。砂糖100gを加えてさらに煮詰め、梅を加えて練り上げる。
アンチョビ
アンチョビ好きが高じてとうとう手作り。「発酵食品は、育てる感覚が楽しくてやめられない」と塩山さん。
カタクチイワシは3枚におろし、塩水でよく洗う。キッチンペーパーで水気をよくとったら重さを量り、イワシの総重量の15~20%の塩をまぶす。ガラス容器にイワシを重ね、ラップして重しをのせて冷蔵庫で4カ月以上保存、発酵させる。水気が出たら取り除く。
煮沸消毒したガラス瓶にオリーブオイルを3分の1程度そそぎ、イワシを詰めて冷蔵庫で保存。
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監修/安藤俊介
撮影/井上雅央(TRYOUT)、横田公人、目黒智子、杉能信介、上岡エマ
編/FASHION BOX
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