老眼は仕方がないもの?老眼が始まっているかチェックしよう

老眼になるのは年齢のせいじゃなかった! 意外な原因とセルフチェック法を院長が解説

色々な病気がありますが、なかでも避けたいのが目の病気。スマホが普及したことで、近年は年齢に関係なく老眼になる方が増えているようです。老眼は「仕方がないもの」とあきらめているかもしれませんが、加齢によって引き起こされるものではないと、書籍『不調が消えて目がよくなる! 1分「視力」リセット』著者で日本リバース院長の今野清志先生は語ります。老眼になる原因と自分の状態がわかるチェック方法を、今野先生に教えてもらいましょう。

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老眼は仕方がないもの?

遠くのものは見えるのに、近くのものが見えづらい。今まで読めていた細かい文字が、少し離さないと読めなくなった。暗い場所では細かい文字がはっきり見えない。焦点が合いにくい。視界がぼやけたり、かすんだりすることがある、など……。老眼の症状はさまざまです。

年齢を重ねて、スマートフォンの画面や新聞の文字など、手元近くのものが見えづらくなってくると、「年も年だし、とうとう老眼かな」と考える人が多いようです。
「老」という漢字がついていたり、一般的に40代くらいから症状が出る人が多かったりすることから、「老眼は年齢を重ねるとなるもの」というイメージがあるようです。

しかし、「老眼は加齢のせい」とあきらめてほしくありません。ましてや「老眼になったら老眼鏡を使う」ことを唯一の解決策だとは思わないでいただきたいのです。
現在68歳の私も、私の治療院で働く50代以上のスタッフたちにも、老眼はひとりもいません。
老眼は年齢のせいだけではないからです。

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老眼の原因は目の栄養失調!?

老眼の原因は目の栄養失調!?
近視や老眼など、目のトラブルを「遺伝」だと思っている人は少なくありません

老眼は目の栄養失調で現れる症状です。血流や酸素が不足し、水晶体に栄養が届きにくくなり硬化することが、大きな原因です。

最近では、10代、20代でも老眼と同じような症状を訴える人が少なくありません。
「スマホ老眼」などといわれるように、スマートフォンやパソコンなどを長時間使っていることが原因です。

つまり、必ずしも年齢を重ねた人が老眼になるわけではなく、だからこそ改善の余地は大いにあるのです。

また、見えづらいからと、すぐにメガネやコンタクトレンズを使ってしまうと、本当の原因に気づきにくくなります。本来は改善できるはずのものが、逆にその時点での視力を固定化したり、悪化させてしまったりするかもしれません。
ですから、老眼鏡を使うことを唯一の治療のようには考えないでください。

ところで、近視の人は老眼になりにくいのでしょうか?

答えはノーです。

確かに症状が近視と相殺されることはありますが、それによって一時的に老眼の発見が遅れるだけ。
老眼にならないわけではありません。そもそも近視になるということは、目にかなりの負担がかかっているわけですから、むしろ老眼になるとその進行は早いはずです。

まずは「近視は遺伝」「老眼は加齢のせい」といった思い込みは捨てましょう。

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老眼が始まっているかをチェック!

目の前に指を1本立てましょう。
指の腹を自分側に向け、目に近づけたり、遠ざけたりしながら、指紋がいちばんハッキリ見える距離で止めます。そこがあなたの「近点」です。

目から近点までの標準距離は、30㎝前後。それより遠ければ、老眼が始まっていると考えられます。

ちなみに、子どもはピント調整機能が柔軟なため、近点に幅があります。
目からの距離が5㎝でも10㎝でも指紋がよく見えるはずです。

また、ピント調整機能の衰えを探るチェックは、外出先でもできます。
喫茶店など落ち着いて座れる場所で、なおかつ外の景色が見える席に座り、20mほど先にある看板の文字などを見つめてからすぐに、手元の本、あるいはスマートフォンの画面で、細かい文字を読んでみましょう。
すぐに手元の文字がすんなりと読めるならピント調整機能はまだまだ柔軟です。

しかし、数秒たたないと手元の文字が読めない場合は、ピントが合わせにくくなっている証拠です。
老眼が始まっているかもしれません。
すぐにでも書籍『不調が消えて目がよくなる! 1分「視力」リセット』に掲載しているトレーニングを始めることをおすすめします。

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このコンテンツの著者は……日本リバース院長 今野清志 先生

【PROFILE】
(こんの せいし)
日本リバース院長。目と耳の美容学院学院長。
中央大学法学部卒業後、東京慈恵会医科大学アイソトープ科(当時)の研究員として医学を学ぶ。当時日本初のRIの血液検査を紹介するかたわら、予防医学の重要性に気づき、薬を使わない治療法の確立を目指すようになる。その後、中国北京国際針灸倍訓中心結業・中国中医研究院で研修などを行う。30代から東中野、赤羽、銀座、日本橋などに整体治療院を開業。現在は日本橋茅場町本院と東中野分院で施術を行っている。主な著書に『目は1分でよくなる!』(自由国民社)、『いつでもどこでも目がよくなる小さな習慣』(だいわ文庫)、『目がよくなって心も体も超スッキリ!』(王様文庫)などがある。

(抜粋)

書籍 『不調が消えて目がよくなる! 1分「視力」リセット』
書籍 『不調が消えて目がよくなる! 1分「視力」リセット』

書籍 『不調が消えて目がよくなる! 1分「視力」リセット』
著者:今野清志

 

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[編集制作]風土文化社(湯川登紀雄・大迫倫子)
[イラスト]高橋直美
[編集協力]やしまみき、オフィスhana(溝部純子)

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[WEB編集]FASHION BOX

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