放っておくと怖い目の症状! ドライアイは生命の危機を知らせる信号?

ドライアイは生命の危機!? 目薬を頻繁にさす弊害も院長が解説

「目が乾燥して疲れてしまう」「目薬をさしてもなかなか改善されない」といった、ドライアイによる目の不調。テレワークが一般的になり、PC画面を見ることが増えた今、悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

そんなドライアイですが、実は放っておくと大変なことになる危険性もあるのです。
そこで今回は、ドライアイについて書籍『不調が消えて目がよくなる! 1分「視力」リセット』著者の日本リバース院長・今野清志先生に教えてもらいました。

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放っておくと怖いドライアイ

ドライアイは涙の分泌量が減ったり、成分の質が低下したりすることで起こります。
ドライアイに悩む人は日本に1000万人近くいるといわれますが、その名称から、単に「涙が出にくく、目が乾くだけ」と軽くとらえている人がほとんどです。

「肌が乾燥したら化粧水などで保湿する。だから目も乾燥したら目薬をさせばいい」と思っているのかもしれません。

しかし、ドライアイは生命の危機を知らせる信号であり、放っておくととても怖い病気なのです。

なぜなら、涙は単に目を潤しているだけでなく、目の乾燥を防ぎ、目に酸素や栄養を供給し、感染を防ぎ、目の表面の傷を治して目の表面を滑らかにし、光を正しく屈折させてものが鮮明に見えるよう、目の機能を正常に保つ働きをしているからです。

ですからドライアイになり目が乾くことで、目は酸素不足、栄養不足になります。
本来なら、眼球のいちばん外側にある角膜を涙が包み込んで守っているはずが、その守りが破られてしまうわけです。

当然、痛みや異物感、目のかすみ、まぶしさ、かゆみなどさまざまな症状が出て、肩こりや頭痛になるケースもあるほどです。

[眼精疲労・ ドライアイ] 目が乾く、目が疲れたと感じたらすぐできる対処法

 

乾燥した環境で目を酷使する現代人たち

乾燥した環境で目を酷使する現代人たち
40歳以上の成人の17.4%がドライアイといわれ、さらにオフィスワーカーの60%以上がドライアイかその疑いがあるという日本人の疫学調査による研究結果も発表されている(日本眼科医会HPより引用)

ドライアイについて理解するために、まず、涙の成分について考えてみましょう。

涙は、血液とほぼ同じ成分からできています。
ですから、涙が減ったり、成分の質が低下したりするのは、「生命の源が枯れつつある」というサインです。

最近は、空調管理されたオフィスビルで仕事をする人も多いでしょう。
人間が快適だと感じる湿度は40~60%ですが、窓を閉め切って空調管理したビルでは12~16%だそうです。
非常に乾燥した状態です。

感染症対策で加湿器を使っている方も増えましたが、それでも季節によっては乾燥が深刻な状況になりがちです。

そのようななかで一日中、パソコンの画面を見ながら仕事をしたり、スマートフォンを見続けていたりするのは、目にとってかなり過酷な状況です。

乾燥から目を守るために、必死に涙を出そうと頑張り続けるものの追いつかず、私たちの体が力尽きそうになるのも無理はありません。

ドライアイは、そんな私たちの体の悲鳴なのです。
ドライアイを甘く見ていると、涙液減少症眼球乾燥症など、より深刻な病気になってしまう危険性があります。

それだけではありません。

もともとドライアイだった人は、緑内障にかかりやすいという報告もあります。
また、目がゴロゴロしたり、乾燥したりしたとき、対症療法的に目薬を使う人は多いですが、あまり頻繁に目薬をさすのはおすすめしません。

目薬で潤いを補給しているつもりが、逆に大切な栄養や、目を保護してくれる成分まで洗い流してしまう心配があるからです。
生命の源が枯れつつある本当の原因を見つめ、涙を十分に出せる目へと、機能回復させることが大切なのです。

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このコンテンツの著者は……日本リバース院長 今野清志 先生

【PROFILE】
(こんの せいし)
日本リバース院長。目と耳の美容学院学院長。
中央大学法学部卒業後、東京慈恵会医科大学アイソトープ科(当時)の研究員として医学を学ぶ。当時日本初のRIの血液検査を紹介するかたわら、予防医学の重要性に気づき、薬を使わない治療法の確立を目指すようになる。その後、中国北京国際針灸倍訓中心結業・中国中医研究院で研修などを行う。30代から東中野、赤羽、銀座、日本橋などに整体治療院を開業。現在は日本橋茅場町本院と東中野分院で施術を行っている。主な著書に『目は1分でよくなる!』(自由国民社)、『いつでもどこでも目がよくなる小さな習慣』(だいわ文庫)、『目がよくなって心も体も超スッキリ!』(王様文庫)などがある。

(抜粋)

書籍 『不調が消えて目がよくなる! 1分「視力」リセット』
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著者:今野清志

 

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[編集制作]風土文化社(湯川登紀雄・大迫倫子)
[イラスト]高橋直美
[編集協力]やしまみき、オフィスhana(溝部純子)

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[WEB編集]FASHION BOX

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