山本美月とアニメのはなし／ひぐらしのなく頃に
『SPRiNG』で連載中の「山本美月とアニメのはなし」。山本美月のフィルターを通して、愛するアニメの世界をお届けします。今回は伝説的人気を誇る作品をご紹介。
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斬新な構成や謎の多い物語にとにかく続きが楽しみだった
2006年にアニメ化され、世界観や物語の軸となる大きな謎が話題になり、今でもファンの多い『ひぐらしのなく頃に』。10代の美月さんにも強烈な印象を残したそう。
「放送当時、私は中学生で、アニメを好きになり始めたころ。最初はかわいい雰囲気だったのに、どんどん怖くなっていくのがそのときの私には衝撃で。拷問のシーンは本当に怖くて、手で目を覆いながら観ていたのを覚えてる。今思うと中学生の私、よく最後まで見続けられたな〜（笑）。物語のつくりも今はよくある形だと思うけど、あのころはとっても新鮮だったし、謎が多いストーリーだから、とにかく早く次が見たくて毎週楽しみだったな。あるキャラクターにとってはいい人でも、他のキャラはその人を疑っていたり、エピソードによって見え方がどんどん変わるお話だから、今回はそんな人の多面性を表現したいなと思いながら構成を考えてみました」
好きな声優が出演していたことも、美月さんがこの作品に興味を持ったきっかけのひとつ。
「『機動戦士ガンダムSEED』でキラを演じた保志（総一朗）さん、そのころ好きだった『Strawberry Panic』に出ている中原麻衣さんとか、今はみなさん大御所だけど、当時は注目の声優さんで。特に羽入役の堀江由衣さんは『魔探偵ロキRAGNAROK』が好きで、すっごくハマっていたな〜。あと『ひぐらし』はキャラソンも好きだし、主題歌の『奈落の花』はカラオケでよく歌ってた！」
上の写真では人間の多面性、下の写真では繰り返される日々を表現。ブラックのワンピースは大きく開いた背中、ちらりとのぞくウエストや肩が艶めかしく妖しい雰囲気。タイトなヘアとノーカラーメイクで喜びから哀しみ、絶望まで、色とりどりの表情が際立つ。
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PICK UP ANIME／『ひぐらしのなく頃に』
原作：竜騎士07/07th Expansion
昭和58年の夏、都会から遠く離れた雛見沢に引っ越してきた圭一は、仲間と他愛ない日常を過ごしていた。ある謎を知るまでは……。ゲームを原作にアニメ化された人気シリーズ。7月より『ひぐらしのなく頃に卒』が放送。
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PROFILE／山本美月（やまもと・みづき）
生年月日：1991年7月18日
サイズ（cm）：T=167 B=77 W=59 H=85 SH=23.5
出身地：福岡県
星座：蟹座
趣味：漫画、アニメ、写真を撮ること
特技：テニス、絵を描くこと
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山本美月の峰不二子リスペクト写真が最高すぎる!!『LUPIN the Third ～峰不二子という女～』
illustration ＆ model_MIZUKI YAMAMOTO
photographs_SAKI OMI [io]
styling_AYA KUROSAKI [Linx]
hair ＆ make-up_MIFUNE [SIGNO]
text_SONOKO TOKAIRIN
（SPRiNG 2021年8月号）
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