できることから。無理のない範囲で! プラごみを減らす家事の工夫
手軽に、身近なことからエコにつなげていきたいと思うことはありませんか? ごみ削減は無理をせずに、習慣にできるところから始めれば、面倒もなく節約&時短につながります。今回は、暮らしのアドバイザーで消費生活アドバイザーの土井けいこ先生に、買うときや捨てるときにできるごみ削減のコツを教えてもらいました。
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“買う”ときにできること
1. ガラスや布製品のメリットを知る
プラ製品が多いキッズアイテムや収納グッズ。「でも、陶器の器のほうが食事がおいしかったり、木や布の製品はデザイン性が高いものが多いのも事実。子どもに本物に触れさせたいとき、長く使うものは、プラスチック以外の商品に目を向けてみて」と、土井さん。
イオンプロテクトによる強化ガラスで、子どもが落としても割れにくい。くびれがあって持ちやすい形状。
2. “長持ちするプラ”を選ぶ
「プラスチックが便利な洗濯ばさみですが、外に出しっぱなしにすると、ボロボロになっていきます。耐久性の高いポリカーボネートのピンチがおすすめ。同じプラスチックでも、素材の特徴を知ることでごみを減らせます」
従来のポリプロピレンから、ポリカーボネートに変更。ポリカーボネートは紫外線に強く、ヘルメットや航空機の窓に使われている素材です。
3. 捨てるときを考えて選ぶ
「同じ野菜でも、食品トレイにのっているものと袋に入っているものではごみの量が違います。油が残っているペットボトルはリサイクルできませんが、瓶の油は過炭酸ナトリウムで手軽に落とせます」。捨てるときのことを考えて包装されたものを意識してみて。
“捨てる”ときにできること
1. 生ごみはレジ袋なしでも捨てられます
「新聞紙を横に1/3に折り、袋になるように半分に折ります。下を折ってから上から手を入れると袋状になるので、クリップにはさんで調理台に置き、生ごみ入れに。また、においが漏れにくい食パンのビニール袋を生ごみ入れにするのもおすすめです」
2. キッチンの排水口は浅くするのが正解
キッチンの排水口が深いと、どうしてもごみがたまるので、ネットやそれを捨てるビニール袋が必要に。「わが家はごみ受けを、ステンレス製の浅いものにチェンジ。ふたをしないでいつでも見えるようにしたので、ごみがたまらず、ごみ取りネットが不要です」
3. ごみの分別はスペースに合わせて
「ややこしくなりがちな分別は、まず燃やすごみ、燃やさないごみ、リサイクルの3つで考えます。リサイクルは分別に合わせて振り分け場所を確保。うちでは古いファイルボックスなどを使ってそこにおさまるように減量しています」
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教えてくれたのは……土井けいこ先生
【PROFILE】
暮らしのアドバイザー、消費生活アドバイザー。
雑誌、テレビ、ワークショップなどで暮らしの困りごとの解決方法を提案。著書に『「収納が苦手」な人がラクに「片づけ上手」になれる本』(主婦の友社)など。
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text:Ema Tanaka
illustration:Michiko Furutani
(リンネル 2021年9月号)
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