わたしが主役のライフデザイン
このまま続ける? それとも……「仕事を軸にした人生計画」さぁどうする!?
目まぐるしく変化する社会の中で、ワークスタイルの多様化は私たち40代にとってグッドニュース。働き方について自分で考え、選べる時代だからこそ、改めてライフデザインを見直しては? グレース・パートナーズ社労士事務所代表の佐佐木由美子さんに40代の働き方について、お話をお聞きしました。
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40代の今だからこそ働き方の選択肢が複数ある
40代も含め、年間1万人以上が3年連続で早期希望退職の対象になっています。それはコロナ禍の影響だけではなく、ビジネス方針の転換でスリム化に舵を切る企業が多いから。安定した企業で定年まで勤められるのはほんの一握りです。そうなると次のキャリアの切り札として、会社が認めた場合に限りますが、兼業・副業に注目が集まります。ご自身のやりたいことに加え、培ってきたスキルと経験の棚卸をした上で前向きに考える余地は大いにあります。
また兼業・副業の中でもフリーランス(業務委託)なら、クラウドソーシングやマッチングサービスを利用して「自身の市場価値を知る」「お試しでやってみる」のもアリ。昔のように脱サラしないと何もできない時代ではないですし、リスクを最小限に抑えながらチャレンジできる土壌があるのならば有効活用しない手はありません。
今は5年先すら見えない時代。働き方も多様だからこそ、今のうちから自分が進む道のアタリをつけておきたいところです。40代はまだ、選択肢が複数あってその中から選べる立場。臆せずトライアル&エラーを繰り返すことで思い描くキャリアを引き寄せていきましょう。
いつまで働く?
今のところは60歳定年が日本企業の主流
将来を見据えて人員整理をしておきたい企業では、40代以降を対象に早期希望退職を募っているところも。また無事に定年の60歳まで勤め上げても、65歳まで継続雇用される女性はまだ少ない状況。定年後の収入獲得の術を今から検討すべきです。
どうやって働く?
いろいろな選択肢の中から働き方を選ぶ
最近は、副業・兼業OKの企業が増え、収入を確保しながらセカンドキャリアを築く機会が持てるように。またフリーランスや起業にもかつてない注目が集まっている。多様性のある働き方の中から、自分のライフプランに合わせて前向きに選択したい。
どこで働く?
今いる場所にこだわらず、自分スタイルで
都会を脱出して、地方や郊外に移住し、リモートワークで都心の企業に勤務するスタイルも増えている。さらに、これまでのキャリアを活かしてフリーランスに転身し、日本の企業から仕事を請け負って、海外を拠点に働く人も。自分軸、ライフスタイル中心に働く場所を考える時代に。
働くチャンスはどうつかむ?
結局は人間性。信頼とつながりを育んでおく
どんな働き方でも、スキルとともに日頃から人間性を磨いておくことは大事。中小企業等で増えているリファラル採用(社員が知人や友人の能力を見定めて企業に対して紹介する)は、まさにその好例。キャリアの転機は、信頼を礎にした“弱い絆”から生まれることも多い。
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教えてくれたのは……グレース・パートナーズ社労士事務所 代表 佐佐木由美子さん
【PROFILE】
社会保険労務士。ワークスタイル・ナビゲーターとして文筆活動や講演、メディアへの寄稿、音声番組などを通し、幅広い層に向けて柔軟で多様な働き方のヒントをわかりやすく紹介する。
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イラスト=Maiko Sembokuya
取材・文=土谷沙織
(GLOW 2021年12月号)
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WEB編集=FASHION BOX