趣味の人
趣味を大切にする著名人を訪ね、その魅力を語っていただく『MonoMaster』連載の「趣味の人」。今回は子どもの頃から釣りを楽しみ、現在多数の釣り番組に出演する田村亮さんにお話を伺いました。
『MonoMaster』最新号を購入する!宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK! 詳しくはこちらをクリック
【電話注文専用TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00~18:00(土日祝日を除く)
お笑い芸人/ロンドンブーツ1号2号 田村亮と海釣り。
のんびり自然を楽しむ釣りも、反省と研究を繰り返しながら狙いを絞った釣りも楽しい!
芸能界きっての釣り好きとして知られるお笑い芸人、ロンドンブーツ1号2号の田村亮さん。現在、趣味と並行して、多数の釣り番組にも出演。全国津々浦々で様々な釣りを楽しんでいる。
「親父や兄貴が釣りをしていた影響もあるし、近所に池や野池があったので自然と釣りをするような環境で育ちました。子どもの頃に親父の手漕ぎボートを車の屋根に積んで、若狭湾にキス釣りに行ったり、祖母の家がある長崎に行って、有明海でボラ釣りをしたのも覚えています。ボラは不味いイメージがあるけど、その時に刺身で食べたボラは新鮮で臭みがなくとても美味しかった。外洋のきれいな環境で育ったボラは本当に美味しいんです。その後はルアーを使った釣りが流行って、僕も小学5年生の時に初めてルアーを使ってブラックバスを釣りました」
芸人になってからも釣りを続けていた亮さんは、東京湾でのシーバス(スズキ)釣りと出会ったそうだ。
「25歳くらいの時かな。東京でも釣りをしたくなって、ブラックバスを釣りに霞ヶ浦まで行ったんですよ。釣りは楽しかったけれど、行って帰ってくると丸一日つぶれてしまう。仕事が忙しい時期だったので、なかなか気軽には行けないなぁと思っていたら、釣具屋さんでルアーを使ったシーバス釣りが東京湾近郊で楽しめると聞いて。店内に飾ってあったシーバスの写真がどれもいいサイズだったんですよ。このサイズがお台場や荒川、隅田川などの河口で釣れると聞いて、驚きましたね。すぐに行ける距離だから、空き時間に釣りをしてサッと帰ってこられる。これは自分のスタイルに合うと思い、すぐにはまりました。世界的にも東京湾はシーバスの魚影が濃い。近郊で手軽に楽しめて、ランカーサイズも狙える。季節によって釣り方やポイントを変えたりして、一年中楽しめるのもシーバス釣りの魅力ですね」
そんなシーバス釣りに20年以上はまっている亮さん。最近は手のひらほどもある巨大なルアーを使ったベイトフィッシュでのランカー狙いがほとんどだという。
「シーバスは80cm以上をランカーサイズと言って、一つの目標になっています。ベイトフィッシュとは大型魚の餌となる魚を使った釣りのことで、僕はコノシロを模したビッグベイト(ルアー)に凝っています。7、8年くらい前からかな。ビッグベイトを使ってランカーサイズを狙うのが流行り出して、他県からわざわざ東京湾に来て釣る人もいるくらい人気なんです」
そんな亮さんの釣ったサイズは……。
「船から狙って一発目にランカーサイズを釣り上げたんですよ。でも尻尾のへこんだ部分で計測されて、79cmってことになった。その日はもっと大きなサイズが釣れそうな雰囲気だったので、計測してくれた船頭さんが初めてのランカーはもっと大きなサイズのほうがいいと気を遣ってくれたのだと思いますが、結局その日はそれが一番大きなサイズだった(笑)。だから、公式には未だランカーサイズを釣り上げてないことになります……」
いかにも亮さんらしいエピソードだけれど、シーバス以外にも、最近はタコ、イカ、アナゴ、ナマズなども狙いに行っているそう。プライベートでも仕事でも、とにかく釣りを楽しんでいるようだ。
「釣りは子どもから大人まで誰でも楽しめるレジャーです。これから釣りを始めたい人は防波堤からのサビキ釣りやちょい投げで、アジやシロギス、カレイ、ハゼなどを狙うのが楽しいと思います。アジ狙いの半日コースなど乗り合い船も釣果が出やすいのでおすすめです。最近は親切な船頭さんが多いので、初めてでも安心して楽しめると思いますよ」
そんな亮さん最大の目標は。
「釣り人としての夢はファイティングデッキに座ってではなく、スタンディングで100kgオーバーのクロマグロを釣り上げること。クロマグロは絶滅危惧種に指定されていて、例えば、7~8月の採捕数量は10tまでで、10tを超えるとその時期の捕獲が禁止になるなど厳しい捕獲規制があります。それでも、規制の枠内で挑戦することは可能なので、チャンスはあります。いつか必ず100kgのクロマグロ!」
フィッシングスタイル
シーバス狙いでランガンする亮さんのフィッシングスタイルは動きやすさが基本。なるべく日焼けしないように肌の露出は極力避けている。高機能なトップスとショルダーバッグは冒険用品、ハットはクイックシルバー、ショーツはアンダーアーマー、シューズはキーンを愛用。
愛用道具
アングラー用達のメイホウのタックルボックス。ステッカーチューンで亮さんらしい仕上がり。手前のHFCステッカーは原西フィッシング倶楽部のもの。
手元が見えにくくなったという亮さんは偏光×遠近両用レンズのサングラスを使用。
20cm以上もある巨大なルアーがいっぱい。これでランカーサイズのシーバスを狙う。
右からどれも愛用の釣った魚をつまむフィッシングクリップ、マルチに使えるフィッシングプライヤー、シーバス用のフィッシュリムーバー(針外し)。
ずん飯尾和樹|行きつけ店では「1時間に1杯は注文」がマイルール! 喫茶店愛を語る[インタビュー]
ケンドーコバヤシが愛車カワサキZ1と登場「15年前、青玉虫に目を付けた俺を絶賛して(笑)」インタビュー
PROFILE/田村 亮(たむら・りょう)
1972年、大阪府生まれ。1993年に田村淳さんとロンドンブーツ1号2号を結成。『ロンブー亮の釣りならまかせろ!』(テレビ埼玉)、『原西フィッシング倶楽部』(BSフジ)、『勝手に番組ジャック』(釣りビジョン)など数々の釣り番組でも活躍中。
『MonoMaster』最新号を購入する!宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK! 詳しくはこちらをクリック
【電話注文専用TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00~18:00(土日祝日を除く)
光石研が愛車の1963年式ベンツを公開! 12年間レストアし続けた仕様は眼福もの!!
JO1 與那城奨が淹れるハンドドリップコーヒーを毎朝飲みに来るメンバーとは?[インタビュー]
騎手・武豊は腕時計マニアだった! ロレックスほか貴重な私物コレクションの一部を披露
撮影/関 竜太
取材・文/岡藤充泰(ライトアウェイ)
写真/本人提供
(MonoMaster 2022年8月号)
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
WEB編集/FASHION BOX