料理に自然な甘みを効かせることのできる、みりん。そのまま、ただレシピ通りに入れるだけでなく、「煮切りみりん」を常備しておけば便利です。少し使うだけで、料理の仕上がりがワンランク上がるので、ぜひ試してみてください。
教えてくれたのは……
松田美智子さん
料理研究家。旬の食材の持ち味を大切にした、季節感あふれるレシピに定評がある。著書に『松田美智子 調味料の効能と料理法』(誠文堂新光社)など。
煮切りみりんとは?
みりんを加熱し、アルコール分をあらかじめ飛ばしたもの。アルコールの匂いがなくなるまで煮詰める。
加熱しない料理や時短調理の味方に
アルコール分がすでに飛んでいる「煮切りみりん」は、コクや上品な甘みなど、みりんの効果を手早く活かせるよさが。特に、加熱しない料理や短時間で煮上げる料理、生ものの風味づけなどに活躍します。冷蔵保存しておけば、長く日持ちするので、まとめて作り置きしておくと便利。
さっと煮の仕上げに
じっくり煮含めるのもおいしいけれど、さっとさわやかに煮たいときも多いはず。煮切りみりんを仕上げにひと回しするだけで、コクやほのかな甘みが加わり、味がまとまります。
酢のものをまろやかに
酢の味がたち過ぎて、酢のものの味がまとまらない、という悩みには、煮切りみりんを。米酢に少量加えると、酸味のカドがとれて、食べやすくなります。
煮切り酒と合わせて
煮切り酒と合わせると、加熱調理しないレシピの幅が広がります。たとえば、しょうゆに煮切り酒と煮切りみりんを合わせ、刺身を漬けておくだけで、品のいい味の漬け丼が完成!
(リンネル編集部)
illustration: Kayo Yamaguchi
text: Kaori Akiyama, P.M.A.Tryangle
edit: FASHION BOX, P.M.A.Tryangle
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