女性が抱える健康の問題を技術や知識、サービスで解決することの総称とされるフェムテック。性教育もフェムテックの対象のひとつに含まれるといわれている。日本人が女性の健康の問題について理解が乏しいとされる要因のひとつは、子どもの頃に詳しい性教育を受けていないことだといわれており、今の子どもたちにきちんと性教育を受けさせようという動きが高まっている。それに伴って、様々な性教育グッズが登場しているが、そのなかでも意外性のあるグッズがこちら。
トイレで性知識が学べるトイレットペーパー
ユネスコの国際セクシュアリティ教育ガイダンスをもとに、医者や専門家の監修のもと作製された性教育を学ぶトイレットペーパー。トイレットペーパーに性知識についての解説がプリントされており、男女の体の仕組みやセクシュアリティ、性暴力などについて学べる。小学1年生以上を対象としているので、文章や絵がわかりやすいのも嬉しい。トイレットペーパーを設置する前に知っておきたい情報をまとめたガイドブックが付属。
ソウレッジ
性教育トイレットペーパー
4種類各1ロール¥2,980(税込み)
問い合わせ先 https://sowledge.org/
対象年齢:小学生1年生~
トイレットペーパーにプリントされている内容
性教育トイレットペーパーにプリントされている解説は4種類。その内容はこちら
「性的同意」
「体の仕組み」
「性暴力」
「セクシュアリティ」
なぜ、トイレットペーパーなのか?
開発者によると、日常生活で最もプライベートな空間はトイレであり、トイレの中なら人目を気にせずに知識を得られると思い、トイレットペーパーに性教育の知識をプリントすることを思いついたそう。性の話にタブー感を持っている人が多い日本では、日常に性の話題を持ち込みづらいが、トイレットペーパーという身近なもので、日常に少しずつ性教育を溶け込ませていければという思いもあるという。
【今回のまとめ】
性教育とは、男女の体の仕組みについてだけでなく、性的同意や性暴力、セクシュアリティについての知識も含まれる。今の子どもたちにきちんとした性教育を行い、日常のなかで、いい意味で性について気軽に話せる社会をつくるのもフェムテックのひとつだ。