初めて生理を迎える女の子へ。“生理の先輩”女子大学生と下着メーカーがジュニア向けサニタリーショーツづくりを通して伝えたかったこと

思春期になると訪れる初潮は、大人の女性の体に成長するための通過点。変わっていく体に戸惑う女の子や、その親御さんの不安な気持ちに寄り添いたい。そんな思いでジュニア向けサニタリーショーツの開発に取り組んだのが、「My little Blossom(マイリトルブロッサム)」。昭和女子大学の学生と、下着メーカー三恵の共同開発ブランドです。

生理を迎える心配を少しでも和らげるために

My little blossomジュニアサニタリーショーツ ¥1,320

マイリトルブロッサムから発売された商品の第2弾は、ジュニアサニタリーショーツ。開発のきっかけは、第1弾でファーストブラを開発したときにたくさんの小学生や親御さんのリアルな声を聞いたことだそう。

近年は社会全体で性教育への関心が高まり、低学年で性教育を始める学校も増えつつあるものの、生理の授業は高学年で行われるのが一般的。しかし、体の成長は人それぞれです。開発チームは製品づくりの過程で、「小学3年生で思いがけず初潮を迎えて、急な体の成長に戸惑う子もいる」と知ったそう。いつ来るのかわからないのは親御さんも同じで、お子さんのためにいつどうやって準備すべきか悩む人も。そこで、「少しでも不安を和らげてあげられたら」と、第2弾はジュニアサニタリーショーツをつくることに。

ショーツの洗濯実験1

ショーツの洗濯実験2

製品化にあたっては、小学生と親御さんのモニターに実際にサンプルを試してもらいながら、意見を反映。初めての生理ではくものだからこそ大切につくらなければと、採血キットを使って学生たちの血をつけて洗濯落ちの検証をするなど、慎重に開発を進めました。

使いやすさとはき心地にこだわって。“ならでは”のポイントも

ナプキンガイド

9割の親御さんの「普段づかいできるものがいい」という要望に応え、デザインもシンプルなものに。そのため、クロッチ(股布)はあえて二重構造にせず、通常のパンツと同じように、違和感なくはける仕様にしたそう。

ナプキンガイド2

なかでも一番のポイントは、クロッチに刺しゅうした「ナプキンガイドライン」。ナプキンの真ん中をガイドラインに合わせれば、ナプキンをショーツにきれいにつけられるというアイデアです。

ほかにも体育の授業などアクティブなシーンでもずれにくい、お尻をすっぽりと包み込む形や、汚れが目立ちにくい黒色の生地など、女の子が生理中でも穏やかに過ごせるようにとこだわりが詰め込まれています。

My little blossomジュニアサニタリーショーツ ¥1,320

冊子やYouTube動画を使った「女の子のための準備講座」で、心の不安にも寄り添う

製品化が実現し、小学生や親御さんたちからの評判も上々。自信の持てるジュニアサニタリーショーツを世間に送り出した一方で、「製品づくりで身体的な悩みには寄り添えるけれど、心の悩みまでケアするのは難しいと気づいた」という昭和女子大学の学生たち。そこで、生理や女性の体をテーマにしたコンテンツをつくることを思い立ちます。

冊子1

冊子2

こちらは、商品に同封されている冊子の一部。小学生本人が読めるやさしい言葉で書かれていて、学生たちがはじめて生理になったときの体験談や、生理の仕組み、Q&Aコーナー、生理カレンダーなどのページが充実! 読んだ女の子が自然と心の準備をできるようにと考えられています。

また、マイリトルブロッサムのYouTubeチャンネルでは、動画「女の子のための準備講座」を更新中。学生たちが“女の子の先輩”として、生理はもちろん女性の体調について広く話題にしています。

My little blossom マイリトルブロッサム YouTubeチャンネル

親が子どもに生理の話をするきっかけにも

もしこの記事を読んでいる親御さんが、お子さんと生理の話をすることに難しさを感じていたら、マイリトルブロッサムのサニタリーショーツと冊子、そして動画をきっかけにしてみてはいかがでしょうか? 親御さんより少し年の近いお姉さんたちの等身大の思いが、お子さんの生理への理解を助けてくれるかもしれません。

edit & text: Kozue Minoura 協力:昭和女子大学、株式会社三恵

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