今回は、「パートナーはPMSについてどう考えている?」「パートナーはPMSとどう向きあうべき?」についてのお話です。
パートナーも困惑しているPMSの気持ちの揺らぎ
PMSの対策アプリ「ケアミー」が、15歳から49歳の男性4000人を対象としてPMSに関する意識調査を実施。毎月起こる不調に悩んだ経験は? 不調に関する理解を深めたい? 男性側の本音が浮き彫りに!
Q,パートナーの生理に関連する不調に悩んだことがある?
今までパートナーがいたことのある男性のうち、43.2%が彼女のPMSに悩んだことがあるとアンサー。約2人に1人の男性が、生理前の症状に振り回されているよう。辛い思いをしているのは女性だけでなく、パートナー側も同じ様子。
Q, パートナーの生理に関連して起こる不調について知りたい?
PMSに悩んだことがあると答えた男性のうち、90%以上が不調について知りたいと積極的な姿勢を見せていることが判明。パートナーがPMSで悩んでいるのを身近で見ているからこそ、もっと理解を深めたいと強く思っている模様。
PMSのツラさを理解するならコミュニケーションから!
パートナーはPMSにどう向きあえば良いのでしょうか。「辛いときには何かしてあげたいと思いがちですが、気を使われることにイライラしたり、それが原因で落ち込んでしまうことも。PMSの症状がない時期にこういうことをされると嫌だ、逆にこうしてほしいということを伝えましょう。PMSを予測するアプリをパートナーと共有するのもおすすめです。精神的に不安定な日が続くけれど何日か後には改善される予定と事前に伝えておければ、PMSが原因で関係性が悪くなる心配も少なくなるはず。まずは円滑なコミュニケーションをとることから始めましょう」
教えてくれたのは……MET BEAUTY CLINIC院長 福山千代子先生
日本産科婦人科学会専門医。20年以上にわたり女性特有のカラダの悩みや不調に向き合う。親身なカウンセリングと診察が評判。https://www.met-beautyclinic.jp
Illustration_MOMO HASSAKU(P073)、YASUKO SAKURAI(P074)
text_YOKO SUENAGA
(SPRiNG2024年5月号)
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