猫飼いの皆さん、猫とのコミュニケーションのひとつとしてマッサージをしてみませんか。野矢雅彦先生によると、マッサージは猫とのコミュニケーションだけでなく、病気の早期発見になる場合もあるそうです。ぜひ習慣のひとつとして取り入れてみましょう。
教えてくれたのはこの方
野矢雅彦(のや まさひこ)
ノヤ動物病院院長。日本獣医畜産大学獣医学科卒業。1983年にノヤ動物病院を開院。ペットの診察・治療はもちろん、動物と人とのよりよい関係を作るために幅広く活動中。ペット関連書籍の執筆・監修も多く手がけています。病院ではパピークラス、しつけ相談開催の他、ペットの預かりにも対応しています。
ノヤ動物病院
埼玉県日高市上鹿山143-19 TEL:042-985-4328
猫とのコミュニケーションのひとつとしてぜひ試してほしいマッサージ。病気の早期発見のためにも習慣づけておきましょう。
猫マッサージの方法
顔
片手で軽くあごを支えて、もう一方の手で目と目の間~額をやさしくもみほぐします。皮膚を軽くつまんで引っ張るのも効果的。
頰から耳の下に向かって流すようにさすっていきます。それから頰の皮膚をつまんで軽く引っ張りましょう。
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耳と首
耳の付け根を親指と人差し指でもんでいきます。そのまま指をくるくるもみもみしながら、耳の先までマッサージします。
首は猫が喜ぶ場所のひとつ。あごの下から首の後ろまで円を描くようにもんでいきます。強い力で押さないように注意しましょう。
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背中
背中にはツボがたくさんあります。背骨に沿って親指で押したり、皮膚をつまんで引っ張ったりすると効果的。流すようになでるだけでも効果アリです。
わきの下と肉球
わきの下にはリンパが集まっており、ここをほぐすとリンパの流れがよくなります。腕の付け根を軽くにぎってほぐします。
肉球は触られるのを嫌がる猫が多いのですが、ツボがたくさんあるのでオススメ。肉球をつまむようにもんでいきます。
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マッサージのポイント
●リラックスした状態で行う
●嫌がったらやめる
●力加減に注意
●触られて嫌がる場所(お腹、シッポなど)は触らない
●長くても10分でやめる
●日頃の信頼関係を大事にする
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(抜粋)
TJ MOOK『幸せ猫の長生きBOOK』
https://tkj.jp/book/?cd=TD295538
監修:野矢雅彦
編集/コサエルワーク
編集協力/高橋ヒカル、コダマユミコ
協力/森 瑞(4TuneBox)
執筆/市川知世子、小嶋ひろみ、東 志津
撮影/奧村くみ子
写真協力/PIXTA
編集/FASHION BOX
(TJ MOOK『幸せ猫の長生きBOOK』)
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