美味しいドリップコーヒーの淹れ方【代官山のコーヒー店マスター直伝レシピ】

「STAY HOME」の精神で過ごす毎日。そこで、そんなおうち時間をぐっと豊かに彩ってくれる、美味しいコーヒーの淹れ方をご紹介。私立珈琲小学校店主の吉田恒さんにドリップコーヒーの淹れ方を教えてもらいました。

《目次》
●ちょっとのひと手間で美味しさと幸せを広げて
 ●私立珈琲小学校に教わる、美味しいドリップコーヒーの淹れ方
 ●教えてくれたのは……私立珈琲小学校店主　吉田恒さん　プロフィール
 ●SHOP DATA

ちょっとのひと手間で美味しさと幸せを広げて

「いい一日を！」。美味しいコーヒーと、お店を出る瞬間まで温かく幸せな気分を提供してくれる、代官山の路地裏にある私立珈琲小学校。店主の吉田さんに、自宅で美味しくコーヒーを淹れる方法を教えてもらいました。

「大事なポイントは、豆とお湯の量をしっかり量ること、そしてちょっとしたひと手間。抽出する前に、ドリッパーやカップを温めるそのひと手間で、味や香りに大きな差が出ます」

また、ひとことでコーヒー豆といっても、産地や焙煎の方法によってさまざまな味わいが。
「チョコレートのような甘みのあるものから、ハーブのような香りのフレッシュな味わいのもの、ミルクを入れて飲むのにピッタリなタイプなど、好みに合わせてお豆を選ぶようになると、楽しみがぐっと広がると思います」

家で過ごす時間が増えた今、美味しいコーヒーでおうち時間を豊かに彩りませんか。

まずは自宅で美味しくコーヒーを飲むために、ドリップコーヒーの淹れ方を私立珈琲小学校の吉田さんに教えてもらいました。大事なのは豆とお湯の量。格別な1杯の淹れ方をマスターしましょう。

準備するものがこちら。コーヒー豆14g、90℃のお湯225mL、ドリッパー（三角錐型がオススメ）、ペーパーフィルター、スケール、そしてコーヒーカップ。

この後に入れるコーヒー豆の成分をしっかり引き出すために、ドリッパーを熱湯で温めます。コーヒーを抽出するときは、コーヒー用のケトルを使うのがオススメ。

コーヒー豆は挽きたてが一番香りや味が引き立つため、できれば淹れる直前に挽くのがベター。触ったときにザラッとした感触が残るくらいの中挽きにします。

ドリッパーにペーパーフィルターと豆をセットしたら、しっかり表面が平らになるようにならします。旨味の抽出をムラなく行うための、意外に大事なポイント。

スケールの上にセットしていざ抽出！の前に、豆の倍量のお湯でまず豆を約40秒蒸らします。この工程をするのとしないのとでは、香りも旨味も仕上がりは段違い！

【5】で使った残りのお湯200mLを、50mLずつ4回に分けて3分で入れます。コーヒー豆がフィルターの中で混ざるように、中央に向かってのの字を描くようにゆっくり注ぎます。

全てお湯を入れきったら、酸味や甘み、苦みなどの味を均一に整えるためスプーンなどで軽くかき混ぜます。この後注ぐコーヒーカップをお湯で温めておいて。

200mLは、小さめのカップで2杯、大きめのマグカップにたっぷり1杯くらいの量。シチュエーションに合わせてカップを選ぶのも、美味しくコーヒーを楽しむ醍醐味！

コーヒー豆の味や香りを最大限に引き出す方法でドリップしたコーヒーは、格別！おうち時間に幸せをくれること、間違いなしです。季節や気分で食べ物とのペアリングも楽しんで。

【プロフィール】
コーヒー好きが高じて、小学校の教員からコーヒー店店主へと転身。店舗経営だけでなく、コーヒーにまつわるワークショップや陶芸家とのポップアップ等、多彩に活動を行う。

住所／東京都渋谷区鶯谷町12-6　LOKOビル1F　※原宿、代々木八幡にも店舗あり
営業時間／11:00～19:00（火～土）、11:00～18:00（日）
定休日／月

公開日：2020.06.19