鈴木えみ ジル サンダーと迎える新しい季節|家族、仕事など 全方位インタビュー

[鈴木えみ×ジル サンダー]自身のブランド「Lautashi」について近況も|ロングインタビュー

毎月、輝きを放つ美女をゲストに迎え、読者がリアルに憧れるブランドの最新作を紹介していく『otona MUSE』の連載「美女とブランド」。今回は、ミューズ界隈でも絶対的な支持を集めるルーシー&ルーク・メイヤーデュオによるジル サンダーを特集。満を持してオトナミューズ初登場となるモデル、鈴木えみさんが凛とした出で立ちで着こなしてくれました。

《目次》
●鈴木えみ×ジル サンダー
●GET NEW ITEMS ジル サンダーと迎える新しい季節
●INTERVIEW 鈴木えみの日常
●PROFILE 鈴木えみ

鈴木えみ×ジル サンダー

鈴木えみ ジル サンダーと迎える新しい季節|家族、仕事など 全方位インタビュー

ドレス¥485,000、ピアス[エコブラス×0.3マイクロン ゴールドディップ プレーティング]¥72,000(共にジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー/ジルサンダージャパン)

ジル サンダーのクリエイティブ・ディレクターとして舵取りを任され早4年目を迎えたルーシー&ルーク・メイヤー夫妻の今シーズン。シェニール織りで仕立てられた柔らかな色合いのドレスは風を包み込むようにたおやかになびいて。

鈴木えみ ジル サンダーと迎える新しい季節|家族、仕事など 全方位インタビュー

ドレス¥285,000、ジャケット¥235,000、ピアス[エコブラス×0.3マイクロン ゴールドディップ プレーティング]¥72,000(全てジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー/ジルサンダージャパン)

ビッグシルエットのジャケットは、微かに丸みを帯びたウエストが女性的。インにはジャカードのダブルフェイスニットドレスを合わせてフェミニンとマスキュリンの両面が絶妙に融合する。

鈴木えみ ジル サンダーと迎える新しい季節|家族、仕事など 全方位インタビュー

ケープ¥128,000、中に着たシャツ¥88,000、スカート¥148,000、パンプス[ヒール6cm]¥88,000(全てジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー/ジルサンダージャパン)

極端なボリュームの中に感じる軽やかさや大胆な動きに心奪われるケープスリーブのセットアップ。繊細なプリーツやギャザーのディテールでシルエットのコントラストを強調して。足元は取り外し可能なメタルアンクレットがあしらわれたレースアップのパンプスでエッジーさをプラス。

鈴木えみ ジル サンダーと迎える新しい季節|家族、仕事など 全方位インタビュー

ケープドレス¥458,000、ブーツ[ヒール10cm]参考商品(共にジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー/ジルサンダージャパン)

全身を包み込む優しい色調のパステルブルーが穏やかな気持ちに導いてくれそうなカシミアブレンドのモヘアニットドレス。ブランケットのような毛羽立ちと美シルエットを叶えてくれるアシンメトリーなインターシャのラインに心奪われて。

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GET NEW ITEMS ジル サンダーと迎える新しい季節

今シーズンのジル サンダーからはコンテンポラリーなニューアイテムが豊富にラインナップ! 人気バッグのホリデーバージョンからステートメントピアス、アイコニックなロングブーツまで見逃せない旬な小物をチェック。

鈴木えみ ジル サンダーと迎える新しい季節|家族、仕事など 全方位インタビュー

ピアス[エコブラス×0.3マイクロン ゴールドディップ プレーティング]¥72,000(ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー/ジルサンダージャパン)

いくつもの異なる長さの繊細なゴールドラインが軽やかに揺れ動くステートメントピアス。顔まわりに華やぎを添えて。

鈴木えみ ジル サンダーと迎える新しい季節|家族、仕事など 全方位インタビュー

バッグ〈ドローストリング〉[H20×W16×D17cm]¥98,000(ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー/ジルサンダージャパン)

ドローストリングシリーズからはホリデーシーズンにぴったりなゴールドの球体をあしらって。控えめな輝きとシルキーな手触りに心酔。

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バッグ〈トゥーティー〉[H18×W24×D5cm]¥178,000(ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー/ジルサンダージャパン)

ホリデー仕様に仕上げられたブレスレットハンドルが象徴的な大人気バッグ、トゥーティー。何通りもの持ち方でコーデの幅も広がりそう!

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ブーツ[ヒール10cm]参考商品(ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー/ジルサンダージャパン)

かかと部分がカッティングされたディテールコンシャスな一足。今季トレンドのロングブーツ、2足目を狙うなら周りと差がつくこんなモードなデザインをチョイスしたい。

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INTERVIEW 鈴木えみの日常

鈴木えみさんの決してブレないまっすぐな生き方と、凛とした美しさを形成する仕事、ご自身のことなど、全方位から伺いました。

今はお仕事も平常運転に戻りつつあると思いますが、ビフォーコロナとアフターコロナで大きく変わったことはありますか?

「私の周囲では今までオーバーワーク気味だったのが、ステイホーム中のペースダウンした感じがよくて、仕事のボリュームを見直しているという人が多いんですけど、私はゆっくりする時間ができたという感覚はあまりないんです。というのも、子どもが今年から小学校一年生になったんですけど、なかなか新学期が始まらず、生活リズムを整えるためにも毎日朝から晩まできっちり時間割どおりの生活をしていたから。ただ、外に出ない分、情報源となるメディアの在り方というのを考え直させられた期間でもありました」

メディアといえば5月に会員制有料コミュニティ「I to Lautashi(いとらうたし)」をスタートされましたが、これはステイホーム以前から考えていたプロジェクトだったのですか?

「昨年から構想は練っており、どこをプラットフォームにするか、いつからスタートするかなど、いろいろと考えている中で5月になってしまったんです。ただ、ステイホームも重なったことで集中して取りかかれたので、私的にはいいタイミングになったと思っています」

このコミュニティではワークショップを開催したり、楽しそうな企画が随時行われていますよね。これらは全てえみさん発信?

「はい。自分で企画書も書いていますよ。ワークショップもできれば毎月やりたいなと思っているんです。なぜなら、オンラインサロンをやっている方は比較的多いと思うんですけど、私の場合は専門職ではないので、『これができますよ』と明言できない代わりに、『こんなに楽しいことがあるよ、学べるよ』というのをさまざまな形で提案できたらいいなと思っているから。ワークショップも、洋服作りのメイキングも、そのひとつの形かもしれない。みんなで直接会えるようになったら実際に洋服を作っている工場に見学に行ったりもしたいなと思ったり。いろんなアイデアを考えていますが、それもとても楽しいんですよね」

えみさんって何かを伝える際、言葉にしろ表現にしろ、真意から決してブレないですよね。

「ありがたいことに昔から長いこと連載を持たせていただいたりしているので、そこで何をしたいか、どう思うかというようなことを聞かれることが本当に多かったんです。その都度自分の考えや意見を自問自答してきたので、頭の中で考えが整理されているのかもしれません」

あまり人に相談はしない?

「子育てや仕事においてはあまりしないタイプです。悩んでいる間に頭の中で整理されて、大体の答えは自分の中で見えているから。自分のことは自分が一番分かっていると思うので、最終的に客観的な視点が欲しいときだけ人に聞きますね。あとは専門的なアドバイスを必要とする買い物のときくらいかな。例えば化粧品が欲しいときには、ビューティライターさんに相談したりはしますよ」

現在Lautashi(ラウタシー)のデザイナーとモデルを両立されていますが、服を着る側、デザイナーとして服を作る側では、どちらの表現方法が自分に合っていると感じますか?

「ちょうど最近『自分に合う仕事の見つけ方』といった内容の取材を受けたばかりなんですけど、今の仕事が自分に合っているかどうかというのは結果によって分かることで、最初から分かるものではないと思っているんです。私の場合はモデル業を20年くらいやれているので、結果として自分に合っているのかなと思うし、Lautashiに関しては2017年に立ち上げたばかりで、まだ3年しか経っていない。ただ、今アパレルは存続すること自体がすごく難しい時代なので、その中で見えてくるいろんな課題をクリアしながらブランドを継続させ、最終的にデザイナーも自分に合っているんだなと思えたらいいなと感じています」

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Lautashiの新作パールワイヤーイヤーカフをつけて

クリエイションをする上で、「これだけは譲れない」というこだわりは?

「コレクションだけでなく、雑誌などにも共通している私の考えなんですけど、自分が発信する立ち位置にあるものに関しては、新しい気づきや、インスピレーションを与える存在であるべきだと思っています。マーケットに合わせることが悪いと言っているわけではないけれど、例えば雑誌で読者人気企画だけで1冊を埋めてしまうと、新しい時代が来たときにその雑誌は絶対になくなってしまうと思うんです。なぜなら、それは誰でもできることだから。なので、私は単純に自分にしか作れないものを作りたい。そうじゃないと私がやる意味がないから。だから自分の感性の部分や服作りのテクニックを磨いていき、私がやる意味のあるものを作るというのがこだわりだと思っています」
鈴木えみ ジル サンダーと迎える新しい季節|家族、仕事など 全方位インタビュー

Lautashiの撮影に立ち合い中のひとコマ

そんなえみさんが、「自分はこんな人」というのを3つのワードで表すとしたら?

「『生き物、愛、娯楽』です。生き物は家族や友人をはじめとする大切な人たちはもちろん、大好きな動物たちも含めた、命あるもの全てを意味しています。そんな『生』への愛。そして娯楽はそのまんま。美味しい食べ物やお酒があれば幸せだし、みんなとワイワイやるのが大好き。音楽も聴くし、映画は超大作系のSFが好きなんです。完全に非現実的な内容のものに夢中になりがちで、観た後にちょっと強くなった気分になれるところもいいんです。最近はNetflixのドラマ『LUCIFER/ルシファー』にハマり、全話観ました。もともと地獄の王だった主人公が、地獄に飽きてLAで暮らす話なんです」

鈴木えみ ジル サンダーと迎える新しい季節|家族、仕事など 全方位インタビュー

何より大切な家族

日々の中で「最高に幸せ!」と思うのはどんなとき?

「夜、娘が寝てくれた後に、ベッドに入って携帯ゲームをやっているとき。寝るのもベッドも大好きなので、その大好きな場所で街作りやパズルなど、いつでもやめられるハラハラしないゲームをしながら無になれる瞬間が最高」

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PROFILE 鈴木えみ

EMI SUZUKI

13歳で雑誌『Seventeen』でモデルデビュー。以来カリスマモデルとして人気を誇る。『PINKY』の専属モデルを経て、さまざまなファッション誌や広告、キャンペーンなどで活躍。2013年に結婚をし、同年長女を出産。モデルとして第一線を走りながら、2017年秋には自身のブランド「ラウタシー(Lautashi)」を発表。2020年5月には会員制有料コミュニティ「I to Lautashi(いとらうたし)」をローンチ。

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