古田千晶がナビ! 「本気で愛せる」バッグ
コロナ禍で長く使える上質なものを求める志向がより高まった私たちの気分を反映するかのように、ブランドも原点を見つめ直しモダンに表現したアイコンを数多く登場させています。「秋のワードローブ計画の軸となる、スターブランドのバッグ選びの鍵は“原点回帰”です」と断言するスタイリスト古田千晶さん。取捨選択を経て、本当に必要なものが見えている今、上質なバッグでベーシックを成熟させてマイスタイルの完成度を上げるべし!
《目次》●2020年 秋のバッグ《LOEWE/ロエベ》
●2020年 秋のバッグ《Chloé/クロエ》
●2020年 秋のバッグ《BALENCIAGA/バレンシアガ》
●教えてくれたのは……
2020年 秋のバッグ《LOEWE/ロエベ》
今また心に刺さる名品「フラメンコ」のモダニティにノックアウト!
ロエベのバッグは本当に日常使いしやすい。柔らかい上質なナッパレザー、愛らしいフォルムやアートのようなタッセルに♡
〈フラメンコ クラッチ クローシェ〉[H30×W24.5×D10.5㎝]各¥264,000(共にロエベ/ロエベ ジャパン カスタマーリレーションズ)
スペインの伝統文化であるフラメンコカスタネットの魅惑的なフォルムからインスピレーションを得てデザインされたという歴史を持つ「フラメンコ」。その特徴的な巾着型フォルムはそのままに歴代クリエイティブディレクターによる再解釈を経て、愛され続けるこのアイコンがこの秋、さらにアップデート。モダンなタッセルのあしらいが私たちの心に刺さります。
[CHANEL・FENDIほか]スタイリストが本気で選ぶ! 2020年秋バッグのトレンドは“原点回帰”
2020年 秋のバッグ《Chloé/クロエ》
シグネチャーディテールはそのままに、ミニ化するアイコンバッグは要チェック!
ミニサイズの「ダリア」はジュエリーライクなチェーンストラップがアクセント! 遊びのある素材使いはミニだからより可愛い
右から:コーデュロイスエードバッグ〈ダリア〉[H13×W17×D7㎝]¥209,000、ムートンバッグ〈ダリア〉[H13×W17×D7㎝]¥209,000、クロコ型押しバッグ〈ダリア〉[H13×W17×D7㎝]¥181,000(全てクロエ/クロエ カスタマーリレーションズ)
キャッシュレスの普及で手荷物のスマート化が加速する中、重くて大きなバッグは過去のもの。クロエからはカール・ラガーフェルドがアーティスティックディレクターを務めていた80年代のアーカイブから復刻したライニングにも注目が集まったアイコン「ダリア」のミニサイズが登場。
LOEWEやJIMMY CHOOも♡ オーダーメイドが可愛すぎて一生手放せない!
2020年 秋のバッグ《BALENCIAGA/バレンシアガ》
クラシックからコンテンポラリーに、飛躍するバレンシアガのモダンなアイコン
使い勝手のよさはご存じの人も多い元祖エディターズバッグが進化! 今また持ちたいと思わせるモダンさです
手前から:ブラックのナノバッグ〈ネオ クラシック シティ ナノ〉[H12×W18×D6.5㎝]¥164,000、ライトピンク、オレンジ、フォレストグリーンのミニバッグ〈ネオ クラシック シティ ミニ〉[H13×W22×D9.5㎝]各¥199,000、ホワイトのバッグ〈ネオ クラシック シティ S〉[H19×W33×D14㎝]¥228,000(全てバレンシアガ/バレンシアガ クライアントサービス)
2000年代初頭にタブロイド紙のスターやスーパーモデルたちから人気に火がつき、Itバッグの歴史に確固たる地位を確立した「クラシック」が、誕生20周年を記念してコンテンポラリーにアップデート。「ネオ クラシック」として登場!
セリーヌ、サンローラン、バレンシアガ……ハイブランドの旬バッグ&シューズを大公開!
教えてくれたのは……
スタイリスト
古田千晶(ふるたちあき)さん
【Profile】
スタイリスト、ライフスタイルブランド「greenroom」ディレクター。椎名直子さん・柳田真樹さんに師事。独立後はモード誌やカタログを中心に活躍するまさにミューズ世代な37歳。そのリアルな感性を生かし、読者が欲するものを見抜く嗅覚は抜群で『otona MUSE』のラグジュアリーブランド特集を数多く担当。
ピンクのアイコンバッグに大人も興奮!! もつだけでアガる人気ブランドの新作たち
全部10万円以下! リアルに欲しいハイブランドのITアイテム♡ グッチ、フェンディ、バレンシアガほか
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photograph_MASAKI OGAWA
styling_CHIAKI FURUTA
cooperation_AFLO
(otona MUSE 2020年10月号)
web edit_FASHION BOX, Satomi Kubota[vivace]