断捨離をすると人生が好転する!
コロナ禍で“おうち時間”が増えた2020年。自宅の片づけを試みた人も多いようです。
片づけといえば、思い出すのが“断捨離®”というキーワード。ですが、「断捨離は片づけ術ではない」と、提唱者のやましたひでこ先生は語ります。
やましたひでこ先生が考える断捨離とは、「人生の目的を叶えるための部屋づくり」のこと。断捨離をすると人生が変わる理由も、ここにあるそうです。
↓断捨離って、どうやるの?
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断捨離が失敗する“捨てられない”理由を、やましたひでこ先生に聞く!
断捨離は「1. 捨てる」「2. 掃除する」「3. 飾る」という3段階で進めていきます。ですが断捨離の入り口ともいえる「捨てる」ことができない、と悩む声も、よく耳にします。
そこで、やましたひでこ先生に、なぜ捨てられないのか、どうしたら捨てられるようになるのかを教えてもらいましょう!
断捨離が失敗する人の境界線1. 目的を見失う
「断捨離は、モノをただ減らすことが目的ではありません。まずなぜ断捨離をするのか、自分がどうなりたくて、何のための場所にしたいのかを決めましょう。
たとえば、子どもの勉強部屋が欲しいのに、もう使わないおもちゃや大量のアルバムに占拠されていたら本末転倒。子どもの笑顔のためには、古いおもちゃよりも広い空間が大切なことに気づきましょう。
また、子どものスペースに親の荷物を置くこともやめましょう。子どもの空間を侵食することは、人生に侵食することと同じです」(やましたひでこ)
断捨離が失敗する人の境界線2. モノへの執着
「私たちは無意識のうちに、心の隙間をモノで埋めようとしています。ストレスでどか食いしてしまうように、満たされない何かを埋めるように家の中にどんどんモノが増えているなと思ったら要注意です。寂しさや自分を肯定してほしい……解決しない心の問題をモノを買うことで解決したと勘違いしていませんか? ストレスによるどか食いの結果が後悔しか残らない無駄なぜい肉となるように、買っても買っても埋まらず気づけば不要なモノだらけのゴミ屋敷に……。モノに隠れている本当の問題に目を向けましょう」(やましたひでこ)
断捨離が失敗する人の境界線3. 現実逃避
「モノには、『モノガタリ』があります。他人から見れば、もう不要では?と思えるようなモノが、なぜ私にとっては特別なのか。モノから目をそらさずに考えてみてください。自分が一番輝いていた頃に買ったモノ、自分の頑張りを認めてもらった証明、夢を追い求めていたときの残骸など、自己肯定感を支えてくれるから手放せないというモノたちではないですか?
ですが、過去にすがった自己肯定感は偽物です。今の自分が好き、自信があると言うために、過去の遺産を手放す勇気を持って!」(やましたひでこ)
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教えてくれたのは……やましたひでこ先生
一般財団法人「断捨離®」代表
【Profile】
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み応用提唱。誰もが実践可能な「自己探訪メソッド」を構築。
断捨離は人生を有機的に機能させる「行動哲学」と位置づけ、空間を新陳代謝させながら新たな思考と行動を促すその提案は、年齢、性別、職業を問わず圧倒的な支持を得ている。
『断捨離』をはじめとするシリーズ書籍は、国内外累計500万部を超えるミリオンセラー。アジア各国、ヨーロッパ各国において20言語以上に翻訳されている。
現在、BS朝日「ウチ、断捨離しました!」〈毎週月曜夜8時〉レギュラー出演中。
日々是ごきげん 今からここからスタート
◆やましたひでこオフィシャルブログ『断捨離』
断捨離で日々是ごきげんに生きる知恵
◆断捨離オフィシャルfacebookページ
(抜粋)
TJ MOOK『モノと心を軽くする、私の断捨離』
監修:やましたひでこ
撮影:林ひろし
イラスト:そで山かほ子
構成・文:藤田都美子
※「断捨離」はやましたひでこさん個人の登録商標であり、無断商業利用はできません
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WEB編集:FASHION BOX