美プロのハンドクリームの塗り方は？体の不調も改善できるケア方法［山本浩未監修］

『大人のおしゃれ手帖』で連載中の「山本浩未式ごきげん顔美容」。今回は冬になって乾燥しがちな手のケアについて、山本さんが教えてくださいました。アルコール消毒などで荒れがちな環境ですが、こまめにハンドケアして、いつも潤った手を保ちましょう。

消毒で手荒れが加速。念入りにハンドケアを。

頻繁な手指の消毒で、手荒れがいつも以上に深刻。この冬は、例年よりマメに丁寧にハンドケアをしつつ、「マッサージしながら塗れば体が整う」と浩未さん。

「手は日常の中で大切な道具です。それだけにお手入れを怠ると、見た目に生活感が出てしまいます。まして今年はコロナの感染防止のため、手指のアルコール除菌も頻繁で、いつも以上に手が荒れやすい環境です」
浩未さんもこの冬は例年になく、ハンドケアを重視しています。

「バッグの中に必ずアルコール除菌グッズとハンドクリームを忘れずに」
さらに「せっかくハンドクリームを塗るのなら、体の調子を整えるような塗り方をしましょう」と提案。「手のひらには、たくさんの反射区があり、刺激することによってさまざまな予防や改善につながるのです」

ハンドクリームは手の甲に乗せ、甲と甲を擦り合わせて無駄なく広げます。
「クリームを潤滑剤にし、加圧の要領でグッと力を入れ、パッと放す動きや関節のこわばりをほぐしたり」
手指が潤い、血流アップで効果的！

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▲両手をお祈りするように握って放すことで、加圧運動のように毛細血管を刺激し、血流を促す。

▲両手を握ったまま、手首を起点に手をぐるんぐるん。関節のこわばりがほぐれて血流アップ。

▲親指と人さし指の付け根（合谷〈ごうこく〉）は痛みや炎症を抑制。

▲（労宮〈ろうきゅう〉）は緊張や不安を緩和。

ベルガモットとオレンジの香りに包まれながら、指先を潤わせ、洗浄保護するハンドジェル。

柚子やサンダルウッドなどの香りをブレンド。伸びがよく、さっぱりしたテクスチャー。

植物療法士の森田敦子さんが生み出したブランドWaphyto（ワフィト）。精油の香りも心地よく、手肌に潤いを。

泡状のアルコールにヒアルロン酸を配合。手指の除菌と保湿が同時にできるので携帯に便利。

植物由来のエタノール、温泉水など配合のミスト。シュッとひと吹きで手指が清潔。

【PROFILE】
今すぐ実践できるメイクテクニックと明快なメイク理論、そして明るい人柄で女性誌やさまざまな媒体で活躍中。

photograph：Emiko Tennichi（model）
styling：Kazumi Yasutake
hair ＆ make-up：Hiromi Yamamoto
model：Hana Ataka
text：Megumi Imai
（大人のおしゃれ手帖 2021年1月号）

web edit：FASHION BOX

公開日：2021.01.03