最近肌がゴワゴワする、くすみが目立つ、毛穴に汚れが詰まっている気がする……。そんな悩みを一掃する洗顔方法があります。それは「温タオル洗顔」で、用意するのはタオル1枚だけ。ヘア&メイクアップアーティストの山本浩未さん考案の簡単&即効テクニックをお試しあれ!
≪目次≫
●ゴワつき、くすみ、お疲れ感……温タオル洗顔で真夏の肌悩みを一掃
●とにかく気持ちいい! 「温タオル」洗顔の手順
●教えてくれたのは……
ゴワつき、くすみ、お疲れ感……温タオル洗顔で真夏の肌悩みを一掃
暑い夏にじゃぶじゃぶと冷水で顔を洗うのは心地よいもの。けれど、皮脂や汗を洗い落としてすっきりするだけでは、くすみの元が残ってしまうため不十分です。というのも、夏はエアコンによる乾燥や紫外線ダメージによって肌の新陳代謝が乱れやすく、本来垢となってはがれ落ちるべき古い角質が肌の上に残留しがち。だから洗顔で、「古い角質」を適切に落とすことが大切なのです。
「特に大人の肌は、新陳代謝のスピードが遅くなるので、蓄積した角質によってゴワつきやくすみが出現しやすくなります。とはいえ、潤い成分の分泌は減っているのでバリア機能が弱くなり、ゴシゴシ洗い過ぎると肌を傷めてしまう。そこで考案したのが、温かいタオルを肌にのせてスチームでふやかす洗顔法です。肌に負担なく“要らないものだけ”を浮かし落とすことができます。血行がよくなるので、肌色や質感も向上。1回で透明感あるモチモチの柔肌に! 真の意味で“すっきりした肌”を手に入れられますよ」(山本さん)。
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とにかく気持ちいい! 「温タオル」洗顔の手順
用意するのは、ハンドタオル1枚だけ。含ませるお湯は熱めの50℃が理想です。50℃のお湯を使う理由は、肌のたんぱく質は50℃で活性化して、代謝が高まるといわれているからです。
1:約50℃のお湯で「温タオル」を作る
50℃のお湯には熱くて直接触れられないので、巻いた部分にお湯を含ませてしぼります。ちなみに常温の水に熱湯を同量加えると、約50℃になります。
タオルを2/3まで巻き、お湯を含ませる
乾いた部分を巻きつけてしぼる
2:顔全体を「温タオル」で蒸す
顔の長さに合わせて折り返したタオルを顔にのせ、両手で押さえます。タオルが冷めるまでそのままに。温めて肌をふやかすことが目的なので、ゴシゴシこする必要はありません。
顔の縦幅に合わせて折る
3:1→2をもう一度繰り返す
タオルが冷めたら、もう一度お湯を含ませて顔を温めます。繰り返すことで、浮き上がった汚れをタオルがしっかり吸い取ります。
4:小鼻など、汚れの気になる部分を拭き取る
タオルを指に巻きつけて、鼻や口まわりなど汚れが溜まりやすい凹凸部分を拭き取ります。肌がやわらかくなっているので、ごくやさしいタッチで。
5:耳や首まわりの血流も促す
耳は血巡りの要所。タオルを三角に折って両端に人差し指を添え、左右の耳裏を同時に刺激。くすみやむくみが取れて肌が明るくなります。同様に、首やデコルテも温めながら流します。
人差し指をタオルに添える
首筋からデコルテまで流す
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教えてくれたのは……
ヘア&メイクアップアーティスト
山本浩未(やまもと・ひろみ)さん
【Profile】
誰でも実践できて即効で顔の印象を変えるメイク提案が大人気。今回は、オリジナルの洗顔法を自ら実演してくれました。
[大人女子のための洗顔料] 洗いあがりの肌から整えてくれるアイテム
撮影/玉置順子[t-cube]
スタイリスト/飯田聡子
構成・文/もりたじゅんこ
(素敵なあの人 2020年9月号)
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
WEB編集/FASHION BOX