使いやすくて整えやすい kazumiさんちのクローゼットづくり/3つの収納ポイント
自宅にたくさん洋服や小物があるkazumiさん。新年を機に引っ越しを決めて、使いやすいクローゼットをつくりたい!と、ライフオーガナイザー(R)の田中由美子さんと一緒に、おしゃれで機能性も抜群のクローゼットづくりをスタートしました。
「kazumiさんちのクローゼットづくり」前回はコチラ↓
使いやすいクローゼット収納とは? “利き脳”チェック自分に合った方法探し[片づけプロ監修]
kazumiさんちのクローゼットづくり<ものを見直す>
kazumiさん(以下K):ものが多いので処分したいのですが、思い入れが強くてなかなか決められないんですよね。
田中さん(以下T):捨てる、捨てないの二択で片付けていくのはとても難しいので、4つのカテゴリーに分類するといいですよ。たとえば、一番着ている服を“一軍”、その次に着ている服を“二軍”。使う頻度は少なくても残しておきたいものは“宝物”、サヨナラできるものは“卒業”。このように分けていくとスムーズに手持ちの服を見直せます。
K:なるほど! それだったら、私でも仕分けができそうです。
T:ここで分類された一軍は、そのままクローゼットのメインコーナーに配置しましょう!
kazumiさんちのクローゼットづくり<ものとひとの動線を考える>
T:さて、次はクローゼットの動線について。kazumiさんの場合、視覚で空間を認識するので、ウオークインクローゼットに入ってすぐ目の前、1にシーズンの新作を置くのがよいかと思います。そして、新作服に合わせて着用する定番服は、その隣の2のスペースへ。よく使う帽子やバッグ類をその周辺に配置して、頻度が高いものをより近くに、頻度の低いものを上段の棚に置きましょう。
K:これならウロウロしなくても、今日のコーデをすぐ決められます。
T:あと、お悩みだったバッグや帽子類は、壁面収納を活用するのと、素材や形ごとにまとめて収納ボックスにポイポイ入れていきましょう。サイズの大きいかごバッグは、いっそのこと収納ボックスにして、その中にも小さいバッグを入れればスペースを有効に使えますよ。
K:なるほど~。では頻度の高い小物を壁面にまとめようかな。
T:あとウオークインクローゼットに換気装置がない場合は、除湿機を置いて、湿度を管理しましょうね。
kazumiさんちのクローゼットづくり<収納道具を買い足す>
T:道具選びの前にまずは空間を計測するところから。サイズの合っていない道具はデッドスペースが生まれやすいので注意しましょう。
K:うぐ、その経験あります……。
T:(笑)。kazumiさんの場合「目視で確認できる収納」が合っているので、中身が見えるケースやオープンシェルフを選びましょう。シェルフはキャスター付きにしたら空間を流動的に使えて便利ですよ。あと、形成された麦わら帽子の収納は円錐の丸型のケースに入れて……あ、備え付けのラック下のデッドスペースも有効に使いましょうか。
K:ずっと狙ってたアルミのコンテナがあるんです! サイズもちょうどいいし、ボトムス入れとして一軍服のラック下に配置するのはどうでしょうか?
T:見た目も素敵ですね。デニムなど、シワにならないボトムス類はこの中に入れていきましょう。
おすすめ収納道具5選
無印良品のスチールユニットシェルフ
カスタムが可能なユニットシェルフ。
無印良品の不織布仕切りケース
引き出しの中で分類するのに便利。2枚入り。
無印良品のやわらかポリエチレンケース丸型&フタ
耐水性に優れた丸型のポリエチレンケースは帽子入れに。
無印良品の収納ケース引出式
引き出し式の収納ケース。半透明だから中身も認識。
ダルトンのアルミコンテナ
フタを開けっ放しにもできる超軽量コンテナ。
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教えてくれたのは……ライフオーガナイザー(R) 田中由美子さん
【PROFILE】
自身の整理下手を克服するためライフオーガナイズを学ぶ。現在は片付けのプロとして多忙なママたちが少しでもラクになるためのアドバイスを行っている。SMART STORAGE!所属。
<無印良品の収納アイテム5選>インスタグラマーの技あり収納術
photograph:Masahiro Tamura
text:Tokiko Nitta
illustration:Junichi Koka
(リンネル 2021年4月号)
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