そろそろ考えたい「人」との付き合い方
人間関係を大切にしすぎるあまり、必要以上にストレスをためてしまうことってありますよね。モノだけでなく、人も断捨離(R)が必要だと一般財団法人「断捨離(R)」代表のやましたひでこ先生は言います。自分が輝けないなら、即手放して愉快に暮らしましょう。人との付き合い方について、やました先生に教えてもらいました。
※「断捨離(R)」はやましたひでこ個人の登録商標であり、無断商業利用はできません
TJ MOOK『ズボラさんでもできる! はじめての断捨離』を購入する!
宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK! 詳しくはこちらをクリック
【TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00~18:00(土日祝日を除く)
※電話注文でご利用いただけるお支払い方法は「コンビニ前払い」「NP後払い」のみ
人付き合いを見直し自分のための時間を
人生を折り返したあとは本当に必要なものだけを選んで快適に暮らしましょう。人付き合いについても同じことがいえます。「一緒にいると気を使ってしまう」「会って話をしているだけでイライラしてしまう」、そんな煩わしさを感じる人付き合いは、そろそろやめてもいいお年頃になったと思うんです。心地よく暮らしたいのに、大切な時間を気疲れしながら過ごしたくないですよね。人間関係は、モノとの関係以上に手放すのが難しいように感じますが、これを機会に、そろそろ人間関係を見つめ直してみませんか?
人との断捨離を考えるために、人間関係を一つずつ精査していきましょう。人付き合いで考えたいのが相手との「距離」と「頻度」です。たとえば、毎日顔を合わせる夫や妻、パートナーは距離が近く、一緒の時間を過ごす頻度が高いですよね。だからこそ、相手のいいところばかりでなく、嫌な部分も見えやすく長年の摩擦が溝になってしまっていることもあります。一方、距離が遠く、会う頻度も少ない人であれば、摩擦が起こることも少ないはずです。
円満な関係のコツは逃げずに「闘う」こと
人付き合いを見つめ直したら、次のステップは「闘うこと」。ただし闘うのは、闘ってでも関係を続けたい相手とだけに。距離が遠く頻度も少ないにもかかわらず、思い出すだけで心をモヤモヤさせる人は、これを機に心の中で区切りをつけてしまいましょう。立ち向かって、心をすり減らすこともないのです。
長い付き合いだったのに、ちょっと引っかかることがあって、なんとなく疎遠になっている友達や、もしかしたら相手から距離を置かれているかも?という人はいませんか? その人との関係を見つめ直して、大切な人だと思ったなら、連絡をとってみてもいいのでは。
大切なのは、自分の伝えたいことを伝え、相手の話にもきちんと耳を傾けること。当たり前のことのようですが、案外できていないこともあります。このように真摯(しんし)に向き合うことは、人付き合いに欠かせませんし、そうすることで誤解が解けることもあるでしょう。
とくに近距離・高頻度の関係ほど、よく話して、お互いの考えを確認する機会をつくることが必要です。これを怠ってしまうと、仲たがいの芽がムクムクと育ち、最終的には話し合いもできないほどこじれてしまいます。
人間関係は人生を豊かにしますが、適切なケアをせずに放っておくと、わたしたちの人生のマイナスになってしまうもの。相手との関係を見つめ直すと、改めて大切な人に気づけますし、煩わしい関係を手放すことで、新しい人と出会う心の余裕も生まれます。
“段階的に”遠ざける 親戚
「何かと口うるさい」「お金にだらしない」など、親戚であっても一緒に過ごすのが苦痛、という人はいませんか? ここでも、「毎日会うわけじゃないから」「そうはいっても親類だし」「わたしが我慢すればいい」と思ってしまってはいけません。その我慢がこれまでわたしたちを幸せにしてくれましたっけ? 答えはノーです。重視するのは他人の価値観や世間体ではありません。今の自分を大切にしなくっちゃ。親戚だからって、つながっていなくてはいけない謂(いわ)れはありません。
当然、いきなり音信不通になってしまうのはお互い気持ちのよいものではないですし、大切にしたい親類に心配や迷惑をかけてしまうかもしれません。そこで、まずは会う頻度を調整してみましょう。段階的に頻度を減らすことで、ストレスなく接することのできるバランスが見つかるかもしれません。身近に住んでいるならば、家のダウンサイジングがてら、引っ越しして距離をとるのも一つの方法です。
基準は“交流したい人” ご近所さん
「家庭のことを根掘り葉掘り聞いてくる」「何かと井戸端会議に参加させられる」。それでも続けているのは、ご近所さんに嫌われると住みにくくなると考えているからかもしれません。でもこんなことが続いたら、いいかげん面倒ですよね。
確かに「遠くの親戚よりも近くの他人」という言葉があるように、困ったときに助け合うことができるご近所さんは大切な人間関係の一つです。けれど、「ご近所さんとは仲よくしなければいけない」と固定観念に縛られているなら、その関係は見直してみたほうがいいかもしれません。「今付き合いのあるご近所さんとの関係は、自分にとって必要か」と自問自答してみましょう。「仲よくしたい」と思えば交流すればいいですし、「必要ない」とか「心を煩わせている」と感じるならば緩やかにフェードアウトしてみては? 住民トラブルを避けるために、最低限の地域活動に参加して、必要以上の交流を持たないのも賢い一手ですよ。
家が片付かないのはなぜ? モノを捨てられない心理的理由を「断捨離」提唱者が指摘!
モノを捨てられない人の口ぐせとは? 自分への言い訳に注意![断捨離 提唱者 監修]
[つい溜めがちなキッチン用品18選]断捨離の提唱者が捨てるべきモノを解説
このコンテンツの監修者は……一般財団法人「断捨離(R)」代表 やましたひでこ先生
【PROFILE】
一般財団法人「断捨離(R)」代表
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片付け」に落とし込み応用提唱。誰もが実践可能な「自己探訪メソッド」を構築。
断捨離は人生を有機的に機能させる「行動哲学」と位置づけ、空間を新陳代謝させながら新たな思考と行動を促すその提案は、年齢、性別、職業を問わず圧倒的な支持を得ている。
『断捨離』をはじめとするシリーズ書籍は、国内外累計500万部を超えるミリオンセラー。アジア各国、ヨーロッパ各国において20言語以上に翻訳されている。
現在、BS朝日「ウチ、断捨離しました!」〈毎週月曜夜8時〉レギュラー出演中。
https://www.bs-asahi.co.jp/danshari/
◆やましたひでこ公式HP『断捨離』
日々是ごきげん 今からここからスタート
http://www.yamashitahideko.com/
◆やましたひでこオフィシャルブログ『断捨離』
断捨離で日々是ごきげんに生きる知恵
http://ameblo.jp/danshariblog/
◆断捨離オフィシャルfacebookページ
http://www.facebook.com/dansharist
※「断捨離(R)」はやましたひでこ個人の登録商標であり、無断商業利用はできません
「痩せたら着られる服」は捨てて! クローゼット整理の邪魔をする20点を断捨離の提唱者が指南
突っ張り棒や衣装ケースetc. 収納グッズが多い家ほど片付かない理由とは?[断捨離 提唱者 監修]
(抜粋)
TJ MOOK『ズボラさんでもできる! はじめての断捨離』
監修/やましたひでこ
編集・ライティング/藤田都美子
宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK! 詳しくはこちらをクリック
【TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00~18:00(土日祝日を除く)
※電話注文でご利用いただけるお支払い方法は「コンビニ前払い」「NP後払い」のみ
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
WEB編集/FASHION BOX