“お腹が鳴ったら食べる”習慣はストップ！空腹スイッチを正常化する食事のタイミング［医師監修］

内臓脂肪をラク～に落とす「食べ方」／食事の正しいタイミングはいつ？

内臓脂肪を落とすには、食事をとるタイミングが大切です。食事の正しいタイミングをみやま市工藤内科院長の工藤孝文先生が教えてくれました。内臓脂肪を落とすには空腹スイッチの正常化が近道になるので、工藤先生の“工藤式「待つ」テクニック5”を実践するのもおすすめです。

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お腹が鳴ってから1時間後が食べどき！空腹はごまかすより「待って食べる」

食事はいつするべきでしょうか。正解は「お腹が空いたとき」。当たり前のことですが、じつは太っている人は、この当たり前ができていないのだそうです。
「私の患者さんの多くは、空腹を感じていないのに、なんとなく食べてしまい太っています。お腹が空くと、グーッと鳴りますね。これは胃の中を掃除しているサイン。このときはまだ食べるのを待ってください。消化活動がひと区切りついた状態で食べれば、代謝がよくなって太りにくくなります」（工藤先生）

なんとなく食べることをやめて、空腹感を正常に戻す「空腹スイッチの正常化」が、内臓脂肪を落とす近道なのです。

食事のタイミングとともに、大切なのが食べるスピード。早食いが太りやすいのは、ダイエットの常識です。食べはじめてから満腹中枢が刺激されるまでに15～20分かかり、早食いの人は満腹感を感じる前に食べすぎてしまうわけです。
「ゆっくり食べてください、といってもなかなかできないもの。私は早食いの人に、ひと口食べたら箸と茶碗を置き、背筋を伸ばして30回を目安によく嚙むようにアドバイスしています」（工藤先生）

意外なのは、早食いだけでなく、時間をかけすぎる「だらだら食い」もよくないこと。
「食べはじめてから30分以上経つと消化が進み、胃の中にスペースができて、『まだ、食べられる』と脳に信号が送られます。その結果、食べすぎてしまうのです」（工藤先生）

そのほかにも気をつけたいのは、食べ残しがもったいないからと、食べすぎてしまう「もったいない食べ」。もったいない精神は、食事以外で発揮したいものです。

≪食べるのを「待つ」だけでやせる！お腹が鳴るのは胃が「掃除中」のサイン！≫