内臓脂肪をラク～に落とす「食べ方」
つきやすい半面、落としやすいという特徴がある内臓脂肪。みやま市工藤内科院長の工藤孝文先生によると、食べる量を1割減らすことが内臓脂肪を落とすポイントなんだとか。では、どのようにして1割減らせばいいのでしょうか？ 3つのコツを教えてくれました。
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ダイエットにNGな食べ物はない！「ガマン」より「1割減らす」
「やせよう」とする人がやりがちな間違いが、極端に食べる量を減らそうとすること。これは長続きしませんし、リバウンドのもとです。
「内臓脂肪を落とす大方針は〈食べる量を1割減らす〉ことです。ここで紹介する3つの方法を組み合わせれば、ストレスなく減らすことができると思います」（工藤先生）
お皿のものを1割減らす
工藤先生がすすめる「1割減らすコツ」の1番目は、「お皿のものを1割減らす」。厳密に1割は難しいので、ごはんや高カロリーのおかずなどを「ひと口分残す」ことからはじめて、慣れてきたら、「ふた口分」にできればOK。
「外食するときなら、最初から『少なめにしてください』と頼むとか、家族と食事をするときは、ほしい人にあげるというのもいい作戦です。食前食後にガムを嚙めば、食べすぎ防止になります」（工藤先生）
ガムを嚙むことによって、脳内に「セロトニン」という物質が分泌（ぶんぴつ）されて満足感が得られます。
買い物の量を1割減らす
2番目のコツは、「買い物の量を1割減らす」。
作る料理の量を1割減らす
3番目のコツは、「作る量を1割減らす」こと。やせない人は、買う量が多すぎ、食事を作りすぎる傾向があるのだそうです。
「まとめ買いをして明らかに買いすぎる人、逆にちょこちょこ毎日買い物に行って、ついでにお菓子を買ってしまう人は要注意」（工藤先生）
お腹を満たしておくと、無意識の買いすぎを防げます。おすすめは、買い物前のコップ1杯の豆乳。大豆たんぱくが満腹中枢を刺激し、大豆サポニンには脂質の代謝を助ける働きがあるのです。
「1割減らす」でサヨナラできるカロリー
ごはん（白米）
普通盛り（150g）で約252kcal
→1割減で25kcalとサヨナラ！
揚げ物（ロースかつ）
1人前で約500kcal
→1割減で約50kcalとサヨナラ！
カルボナーラ
パスタ80gで約700kcal
→1割減で約70kcalとサヨナラ！
ツナ＆たまごサンド
1パック約300kcal
→1割減で約30kcalとサヨナラ！
牛丼
1人前で約900kcal
→1割減で約90kcalとサヨナラ！
天ぷらそば
1人前で約460kcal
→1割減で約46kcalとサヨナラ！
焼きそば
1人前で約570kcal
→1割減で約57kcalとサヨナラ！
ビーフカレー
1人前で約954kcal
→1割減で約95kcalとサヨナラ！
ハンバーグ（デミグラスソース）
1人前で約471kcal
→1割減で約47kcalとサヨナラ！
※kcal＝キロカロリー
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このコンテンツの監修者は……みやま市 工藤内科院長 工藤孝文（くどう・たかふみ）先生
工藤孝文（くどう・たかふみ）先生
【PROFILE】
減量外来・糖尿病内科医。福岡大学医学部卒業。専門は生活習慣病、漢方治療、ダイエット治療など。全国で講演を行い、テレビなどメディアにも数多く出演。著書に『毎日100gダイエット！ 内臓脂肪を減らす食べ方』（日本実業出版社）など。
［ダイエット朗報］食べすぎたらヨーグルト＆酢の物でリセットできる！ 減量外来医師 監修
（抜粋）
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編集・執筆／株式会社はる制作室、真瀬 崇、坂本夏子、黒澤 円、石野宏幸
執筆協力／常井宏平
撮影／中川晋弥
イラスト／桜井葉子、麻柴朋貴
写真・イラスト協力／shutterstock、photolibrary
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WEB編集／FASHION BOX
