「ザ・シチズン」最新作ではスイスのムーブメント専門社とコラボ！注目ポイントを時計ジャーナリストが解説

時計を知る

『MonoMaster』で連載中の「時計を知る」。今回はシチズン「ザ・シチズン」の最新作を紹介する。時計ジャーナリストの菅原茂さんに注目のポイントをうかがった。

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CITIZEN シチズンのザ・シチズン（NC0200-90E）

シチズンの「ザ・シチズン」最新作に注目！時計愛好家を魅了するポイントを時計ジャーナリスト解説 — ¥605,000 お問い合わせ先：シチズンお客様時計相談室 TEL：0120-78-4807

シチズンの時計作りの理念を体現するフラッグシップ「ザ・シチズン」の最新作は、新開発の高性能ムーブメントをはじめ、従来とは一線を画すスポーティなデザインとラグジュアリー感を演出した仕上げ、2針スモールセコンドの独創的なダイアルなど時計愛好家を魅了する特色満載。自動巻き。ステンレススティール、ケース径40mm、5気圧防水。

日本とスイスの協業によるオリジナルの機械式時計

クオーツ、光発電、GPSなどの革新的な技術で時計を飛躍的に進化させてきた日本、これに対して機械式複雑時計に象徴される高度な伝統技術で他を圧倒するスイス。そうした従来の図式的なイメージを塗り替えるようなオリジナルウォッチが今年シチズンから発表された。最新の自社製自動巻きムーブメントを搭載する「ザ・シチズン」である。このムーブメントは、設計や部品製造、組み立てをシチズンが行い、審美的な装飾仕上げにはスイスに拠点を置くシチズン傘下のムーブメント専門会社ラ・ジュー・ペレ社の技術を活用するという異色のコラボによって実現した。

さらに、ケース入れした状態でクロノメーター規格を上回る平均日差－3〜＋5秒の精度や最大約60時間のパワーリザーブなどの高性能に加え、繊細なサテン仕上げや艶が際立つダイヤカットを施し、ムーブメント自体を美しく見せることにもこだわったのが大きな特色だ。こだわりはステンレススティール無垢のケースとブレスレットも同様。エッジの利いた面構成のスタイリッシュなデザインを引き立てる細かなヘアライン仕上げと、見る角度でキラリと輝くポリッシュの仕上げのアレンジは絶妙というほかなく、見どころの多い魅力的な逸品になっている。