吉瀬美智子|更年期がきっかけで食の大切さを痛感「ヨガや漢方薬も試しています」[インタビュー]

吉瀬美智子|突然の更年期症状で食の大切さを痛感 室井滋に学んだ健康の基本[インタビュー]

吉瀬美智子 作る幸せ、食べる幸せ

「食べることも作ることも大好き!」という吉瀬美智子さん。年齢と経験を重ねた今、改めて感じる“おいしい”幸せをうかがいます。

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簡単にできて見栄えもする 子どもが食べる料理を作る

吉瀬美智子|更年期がきっかけで食の大切さを痛感「ヨガや漢方薬も試しています」[インタビュー]
トップス2万6400円(イロット/ユナイテッドアローズ 横浜店) タンクトップ1万2100円、ショートパンツ2万3100円(ともにユナイテッドアローズ/ユナイテッドアローズ 渋谷スクランブルスクエア店) ピアス8万円(ロロ ヴィンテージ/ロロ) チェーンネックレス2万7500円(リューク) ネックレス15万円(モナカ ジュエリー/monaka) リング6万1600円(プライマル)

日常的によく作るレシピの中から、『GLOW』読者におすすめのものを選りすぐって紹介してくれた吉瀬美智子さん。どれも手軽なのに味わい深く、今すぐ試したくなるものばかり。
「料理本やお友だちから教わったものを自分なりにアレンジしています。仕事に家事に毎日やることがたくさんあるので、簡単であることは大前提。それでいて手が込んでいるように見えて、作り置きができたり、時短になるものを選びました。手間なくおいしく、素敵な料理が作れたら最高ですよね(笑)」

ふたりの娘さんの子育て真っただなかの吉瀬さんにとっては、食事を作ることは日常のルーティン。それでも料理を作るのが楽しいと顔をほころばせる。
「ふだんの食事は子ども優先で、子どもが食べてくれるものを作ります。ふたりが『おいしい』って言ってくれることが何よりの喜びです。それに、何も考えずに作業に集中できて台本のことを忘れられるので、いい気分転換になっています。最近はふたりそれぞれに味の好みが出てきたので『何が食べたい?』って聞くようにしたり、味見してもらうことも。魚やピーマンなどの苦手な食材も栄養バランスを考えて親心から入れますけど、やっぱり避けちゃいますね(笑)。いつか食べられるようになるだろうと、あまり強く言わずに長い目で見ています」

盛りつけも子どもたちを喜ばせるためにひと工夫するのが好み。
「お皿に料理をポンと乗せただけじゃ味気ない気がして、サンドイッチを出す時には国旗のピックを挿したり、子どもたちのお気に入りのキャラクターの器に盛りつけたり、ちょっと演出するのが好きなんです。忙しい時はトレーに乗せて給食方式のこともありますが、基本的にはテーブルセッティングも整えるようにしています」

こうしたひと手間は、食事の時間を大切にしたいという思いの表れでもある。
「いちばん大事にしているのは、食卓を子どもと一緒に囲むことなんです。食事をしながら話すことで、ふたりが何を感じているか、何を求めているかがわかります。食卓は家族にとって、コミュニケーションや絆を深める大切な場所です」

また、子どもたちの成長とともに食育もしているのだとか。一緒に料理を作る時間を増やして学ぶ機会を作っている。
「玉ねぎは薄皮をむいて使うことを子どもが知らなかったことがわかり、お菓子作りや料理の過程で、材料がどのように調理されていくのかを教えなくちゃと。チーズインボールを作った時に、子どもが真ん中に串を刺したので『チーズが出ちゃうでしょ』って言いたくなりましたけど、その失敗も学びなのでぐっとのみ込みました。子どもから教わることも多いですし、こういう時間を持てるのは今だけなのかなと思うので、私も楽しんでいます」

そんな彼女にとっての息抜きは、子どもたちが学校に行っている午後のひと時と大人だけで出かける外食。
「チーズや生ハムをおつまみに、シャンパンやビールなど好きなお酒を用意して、お昼に家飲みするのが至福。子どもがいないので、何も考えずにゆっくりと大人の味を満喫しています(笑)。夜にお酒を飲むとむくんで翌日の仕事に響くので、明るいうちがベスト。外食は今はあまり行けないですが、ご褒美みたいな感覚ですね。新しいお店を開拓するのも好きなので、定期的に子どもを母に預けて出かけています。いちばん好きなのはお寿司。素材をいかしたシンプルな味が好きなのかもしれませんね」

更年期による体調の乱れが食事の質を見直すきっかけに

随所に食へのこだわりがにじむ吉瀬さんだが、昨年は仕事もプライベートも多忙を極め、食生活がおざなりになっていたと反省もひとしお。
「キッチンに立つのも億劫になるくらいしんどかったし、役作りで痩せなければいけない時にはサラダと鶏肉だけで済ませてしまったり、食事の内容がめちゃくちゃでした。だけど、健康な時には気づかないんですよね、食の大切さに……」

その影響もあってか、更年期の症状が表れてきたのだとか。
「突然ホットフラッシュや不眠などの更年期の症状が出て、自分でも焦ってしまいました。お芝居に支障が出ることがあったのでどうしようって。私のまわりには素敵な先輩方がたくさんいるので、情報やアドバイスをもらえたことが救いになりました。食生活の乱れを見直して、改善するようにしています」

そのきっかけになったのが、女優の室井滋さんとの会話だったとも。
「『朝から品数豊富にがっつり食べてるし、自転車で動き回って運動もしている』って、室井さんがおっしゃっていたんです。お肌がすごくきれいで健康的なお姿を見て、私は基本的なところが欠落していたんだなって気づきました。バランスのいい食事が健康の基本なんだと痛感。更年期を迎えてやっとスイッチが入りました」

まずは体の総点検を行って、今の状態を把握することから始めている。
「アレルギーなどの更年期以外の原因も含めてチェックしています。ヨガや漢方薬など、自分に必要だと感じたものをいろいろ試して、その体験をSNSを通じて発信していけたらと。誰にも言えずに悩んでいたり、どう対応したらいいかわからない方もいらっしゃると思うので、私の経験が誰かの役に立てたら嬉しい。更年期はまだ始まったばかりなので、うまくつきあいながら毎日を楽しんでいこうと思っています」

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PROFILE/吉瀬美智子(きちせ・みちこ)

1975年2月17日生まれ。福岡県出身。女優。プライベートでは8歳と5歳の二児の母。代表作に『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』『シグナル 長期未解決事件捜査班』など。


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撮影=YUJI TAKEUCHI〈BALLPARK〉
スタイリング=道端亜未
ヘア&メイク=山下景子〈KOHL〉
取材・文=安田晴美
(GLOW 2022年8月号)

※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください

WEB編集=FASHION BOX

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