実は食べられる、どこにでもある「野草」3選

道端にはタンポポが咲き、街路樹には葉が茂り、気持ちのよい季節になってきました。野原や山にいろんな野草が出てくる時期でもあります。実は東京でも、注意深く探せばハコベ、カラスノエンドウなど、食べることのできる野草が見つけられるんです!

今回は、手仕事研究家である石田紀佳さんに、都会で見つけられる野草3種を教えていただきました。

教えてくれたのは・・・石田紀佳さん
手仕事研究家、フリーランスキュレーター。都心にある家と里山の家を行ったりきたりしながら、自然の豊かさを伝える。著書に『魔女入門』(すばる舎)など。新宿・朝日カルチャーセンターで6/10(日)に「魔女に学ぶ七十二候 梅の魔法 梅肉エキスづくり」を開催。

 

小さな野草には、大いなる自然のパワーがいっぱい

「キャベツ1玉より、小さなヨモギの新芽のほうがパワーをもらえる気がする」と石田さん。体に眠る力や感性を、内側から引き出してくれているような感じがするのだとか。

さらに、「摘むという行為は、植物がもつ力をダイレクトに感じられるはず」とのこと。野草は、お味噌汁やスムージーに入れたりなどして食べられるので、ぜひ試してみて。

ハルジオン

出典: FASHION BOX

葉はゆでて白和えなどにすると春菊のような味わい。生では辛みがあるので、それを生かしてサンドイッチのアクセントにはさむのもオツ。元来は観賞用に輸入された植物なので、小花のブーケにすると、とてもかわいい。

カラスノエンドウ

出典: FASHION BOX

いたるところで見られる雑草のひとつで、ピンクの花をつける。スジっぽい茎の部分ははずして、新芽のやわらかい部分をそのままいただいたり、ゆでてごま和えにしたり、炒めたり、かきあげにしたり。クセがないので食べやすい。

ユキノシタ

出典: FASHION BOX

日陰の湿った場所で自生している常緑の草。やわらかそうな葉を天ぷらでいただくのが一般的だけれど、さっと塩ゆでしてごま和えにしても、クセがないので生のままごくごく細く刻んでサラダにちらしてもいい。

 

「自然が持つ力は、自分から感性を寄り添わせる、ということをしないと感じられないかも」と、石田さん。野草を見つける喜びや出合いも楽しんでみてくださいね。

※ 野草を摘む際には違う品種ではないかご注意ください。食べる場合は自己責任でお試しください

 

(大人のおしゃれ手帖編集部)
photograph:Wakana Baba
text:Anna Amamiya,P.M.A.Tryangle
編/FASHION BOX
※ 画像、文章の無断転載はご遠慮ください

 

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