元カレやママ友との付き合いに疲れたら「ヒト断捨離」でスッキリ!

■人付き合いに疲れた…ヒト断捨離のススメ

元カレ・元カノやママ友、学生時代の友人、家族、親戚、そして現在のパートナーなど、人付き合いは一筋縄にはいきません。ヒトの縁は切りにくいから、とストレスフルな生活を送っていませんか?

人付き合いに疲れ切ってしまったというアナタに考えてもらいたいのが“ヒト断捨離”です。そう、断捨離はいらないモノ、やらなくてもいい・やりたくないコトを捨てるだけではありません。一緒にいると自分がハッピーになることができない人間関係は、自分の人生をより良いものにするために、断捨離してしまえばいいのです。

出典: FASHION BOX

■人間関係は「距離」と「頻度」で整理!

とはいえ、「ヒトはモノとは違うんだからヒトの断捨離は難しいはず」と思ってしまいますよね。しかし、モノ・コト・ヒトの断捨離は基本的な考え方は同じ。まずは、アナタと相手の関係をしっかり分析してみましょう。

まず、考えていただきたいのは「距離」と「頻度」です。人間関係によって、この二つは大きく変わりますよね。例えば、両親や兄弟、パートナーは家族なので、「距離」は近くなります。職場の上司・同僚、学生時代の友人などは家族よりも「距離」が遠くなるはずです。

そして「頻度」は接触回数。毎日顏を合わせる家族は「頻度」が高く、1年に数回会うか会わないかの親戚は「頻度」は低くなります。この「距離」が近く、「頻度」が高ければ高いほど、一緒にいる時間が長くなる。すると、相手のイヤな部分が見えやすくなり、その分だけ衝突が多くなるでしょう。

実家に居た頃は、両親と衝突ばかりだったけれど、一人暮らしを始めた、あるいは結婚して実家を離れたことで「距離」が遠くなり、顏を合わせる「頻度」が少なくなった。そのため親子関係が改善する、ということも起こります。この「距離」と「頻度」という尺度を使って、相手と摩擦が起きやすい関係なのか、フラットな視点で考えてみましょう。

■もう縁を切る?ヒト断捨離の決め手

関係を見つめ直した後は、「闘う」ことも必要です。「闘う」ということは、自分の意思をきちんと伝え、相手の本音を聞き出すこと。これは近い関係であればあるほど欠かせません。「相手はこう思っているだろう」「〇〇はこういう人間だ」という決めつけ、自分勝手な解釈は、後に大きな溝となります。ですから、客観的に関係を見つめ直したら、本音をぶつけ合い、その後、人間関係のケア・メンテナンスをしてみてください。このケア・メンテナンスが上手く機能すれば、良好な関係が築けますし、怠ると関係が破たんしてしまいます。

関係が破たんしてしまった、修復が難しい、修復する気がそもそもない、ということであれば、思い切って縁を切ってしまう。そうです、ヒト断捨離を考えてみましょう。そのとき、考えることはモノ・コトと同じです。自分軸時間軸の二つから、自分が一緒にいたいヒトなのか、今の自分にとって必要な関係なのかを考え、不要であれば関係を断ち切る。そうすれば、人間関係で悩んでいたことが嘘のように清々しい気持ちになれるはずです。

【Profile】

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やましたひでこ
東京都出身、石川県在住。早稲田大学卒。
学生時代に出合ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」を日常の「片付け」に落とし込み、応用提唱。年齢・性別・職業を問わず誰もが実践可能な自己探求メソッドを構築。全国各地でセミナー・講演をするほか、新聞・雑誌・TV・ラジオなど多様なメディアを通して、精力的な活動を展開している。ベストセラー『新・片づけ術 断捨離』『新・生き方術 続・断捨離 俯瞰力』『新・ココロの片づけ術 自在力』(すべてマガジンハウス)をはじめ、『ようこそ断捨離へ モノ・コト・ヒト、そして心の片づけ術』(宝島社)など、多数の関連書籍は国内外累計400万部を超える。
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TJ MOOK『モノ・コト・ヒトの断捨離』
監修 : やましたひでこ

※ 詳しくはコチラ➾宝島社公式サイト「宝島チャンネル」TJ MOOK『モノ・コト・ヒトの断捨離』

編/FASHION BOX
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