■「いたしません!」でコトの断捨離も
前回の記事「『断捨離』したいなら真っ先に捨てるべき3つのキーフレーズ」でご紹介した3か条でモノの断捨離ができたなら、「コト」の断捨離にもチャレンジしてみましょう。帰り道の余計な買い物、飲み会での取り分けやお酌、年賀状・お中元・お歳暮など、面倒で負担に感じているならば、思い切って「いたしません!」とNOを突き付けてみませんか?
例えば、飲み会での取り分けやお酌は上司・先輩がいる前では、なかなかやめにくいもの。やめてしまえば「気が利かない」と思われてしまうかもしれませんよね。
しかし、最近は自分のペースでお酒や料理を楽しみたい、という人が増えています。ですから、「ご自分のペースがあるでしょうから……」と一言かけて、取り分け・お酌をやめればOK。
また、「日本の習慣だから」とお中元・お歳暮を贈っていませんか? これも負担になっているのであれば「いたしません」ときっぱり止めた方がいいでしょう。
そもそもお中元・お歳暮は日頃の感謝を伝えるための習慣です。そうであれば、お中元・お歳暮でなくとも、普段から感謝の気持ちを直接伝えたり、ささやかな贈り物を渡したりすることもできるはず。そのうえで「日頃からお世話になっているので、お中元・お歳暮はもう結構ですよ」と声をかけてみるのも一つの手ではないでしょうか。
「断捨離」といえばモノの整理というイメージ。ですが不要なモノだけではなく、コトを断捨離することで、心に余裕が生まれます。
断捨離という言葉の生みの親、やましたひでこ先生が監修を務める『モノ・コト・ヒトの断捨離』では、様々なモノ・コトを捨てるヒントが掲載されているので、気になった方はチェックしてみてください。
【Profile】
やましたひでこ
東京都出身、石川県在住。早稲田大学卒。
学生時代に出合ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」を日常の「片付け」に落とし込み、応用提唱。年齢・性別・職業を問わず誰もが実践可能な自己探求メソッドを構築。全国各地でセミナー・講演をするほか、新聞・雑誌・TV・ラジオなど多様なメディアを通して、精力的な活動を展開している。ベストセラー『新・片づけ術 断捨離』『新・生き方術 続・断捨離 俯瞰力』『新・ココロの片づけ術 自在力』(すべてマガジンハウス)をはじめ、『ようこそ断捨離へ モノ・コト・ヒト、そして心の片づけ術』(宝島社)など、多数の関連書籍は国内外累計400万部を超える。
TJ MOOK『モノ・コト・ヒトの断捨離』
監修 : やましたひでこ
編/FASHION BOX
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