圧倒的なオーラを放つお洒落のプロたちの共通点は小物の目利き力にあり。小物を取り入れるだけで、一気にお洒落度がアップします。今回は、ファッションディレクターの野尻美穂さんに流行に左右されない大人のセンスが光る小物使いを教えていただきました。おしゃプロのセンスを、愛しの小物たちからひもときます。
教えてくれたのは……
オールインワン(レイチェルコーミー) 靴、バッグ(ともにマリアムナッシアーザデー)、イヤカフ(ロロ)、バングル(ロエベ)、ブレスレット(エルメス)、リング(エルメス、マリハなど/すべて本人私物)
◆ファッションディレクター 野尻美穂さん
装いに説得力を生む信頼のおけるもの選びが大人のセンスを物語る
「バッグは断然ミニマル派!元々荷物も少ないので、それに見合うサイズを求めるようになりました。その分、色や上質さにはこだわり、飽きのこないデザインや、信頼できるブランドを選びます。靴はバッグほどではないですが、最近は差し色になるカラーアイテムも気になる。靴やバッグ、アクセもそうですが、服との関係性よりもそのものの可愛さを重視。流行に左右されない圧倒的なクオリティが、装いに大人の説得力を生むんです」
おしゃプロが愛す小物をチェック!
【BIGOTRE】
「がま口が大好きでこちらは二代目。墨がかったブラックも絶妙でお気に入り。ハードな太めのストラップで着こなしをモードに寄せます」(本人私物)
【BLANC IRIS】
「シンプルな着こなしに無骨さを取り入れたくて、最近はチェーンネックレスが気分。ブランイリスのものはクールさのなかに上品さもあって好き」(本人私物)
【VINTAGE】
「ヴィンテージのネックレスはシップスで購入。チョーカーとの重ねづけも楽しい」(本人私物)
【LOEWE】
「ロエベの“パズル”ミニバッグはブラックが出たときに即購入。ショルダーもありますがハンドバッグとしてカジュアルに持ちたい派。ブラウンのミニバッグはアクセ感覚で。色ムラや質感が異なるエコレザーは愛着が湧く一点もの」(本人私物)
【Acne Studios】
「試着した瞬間、気持ちよくて感動!アッパーのレザーがものすごく柔らかくてはいていて疲れない。私的には白はコーデの差し色なんです」(本人私物)
【MARYAM NASSIR ZADEH】
「主張しすぎないネオンカラーのソールがアクセントになるマリアムのサンダル。甲のクリア部分も肌なじみよく、着こなしの抜け感にも一役。スカートだとエレガントなので、ワイドパンツ合わせが気分」(本人私物)
【HERMÉS】(上)
【LOEWE】(下)
「エルメスの細バングルはリバーシブルなので洋服にあわせて黒とブラウンを使い分け。時計と重ねづけしてもサマになります。手元にくるっと巻きつくロエベの太バングルはTシャツなどラフな着こなしに」(本人私物)
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photographs_SHUN YOKOI[model,image], MAYA KAJITA[e7](still)
text_TAEKO KOJIMA
edit_WEMMY CHAU[vivace], FASHION BOX
(SPRiNG 2019年9月号)
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